比嘉一雄の『えびすメソッドで賢く理想のからだに変わる!』~世の中から10トンの脂肪を減らします!~ -18ページ目

比嘉一雄の『えびすメソッドで賢く理想のからだに変わる!』~世の中から10トンの脂肪を減らします!~

東京大学で石井直方先生のもとダイエットや運動の研究をしながら活動するハイブリッドトレーナー比嘉一雄のブログです。研究と現場を繋げるようなハイブリットな男になりたいです!ダイエットに魔法はありません。でも近道はあります。えびすメソッドで賢く痩せましょう!




「物件あるから契約しなよ。」
「音楽のCD買わない?」
「洋服あげるよ」



 どんな!?

「このサプリ飲みなよ。」
「この薬飲みなよ。」



 どんな!?

そう思いますよね?

酵素ドリンク飲みなよ。」
「うん!飲む!!」



え?

酵素という酵素はないし、
1つの酵素には、
1つの働きしかないので、(※基質特異性ー中学校で習います)
最低限こういう酵素が入ってる(だろう)、
という明記は必要だと思う。

薬事法的に「効果」は謳えないが、
その明記から、どういう効果が期待できるかを
推測できるくらいには必要だ。

思考を停止した消費者が多すぎる。

※酵素ドリンクの効果を否定するものではありません。
 何が入ってるかわからないので否定のしようもありません。

【今日の一句】
高僧な 飲み物なのかな 野菜ジュース


ちょっとマニアック。
というか一般の方には興味のない話かもしれないですが。

「女性の方が、ものを下ろすときに耐える筋力(耐筋力)が強いんですか?」
と、あるトレーナーに聞かれました。

要は、女性の方がエキセントリック/コンセントリックの
最大筋力比が大きいのかという質問。

実際の経験上でそのように思うことが多かったのだという。
男女によって筋肉の質には差がほとんどない。

実際に、固有筋力(単位面積あたりで発揮できる筋力)に差もないし、
引っ張られて強いというのも聞いたことがない。

むしろ、腱や関節などの柔らかさは女性の方が大きいので、
伸張性の筋力発揮は弱くなる可能性の方が高い。

ではなぜ、そのように感じたか?

きっとそれは、
エキセントリック側ではなくコンセントリック側の問題が大きいのでは?

男性に比べ、女性の、特にトレーニングに不慣れな女性の場合、
そもそも力をぐっと入れること自体が不得意ということだ。

能動的な運動である持ち上げる動作は、
受動的に耐えるという動作よりも多くの神経やテクニックを
有するのでそのように男女に、特に運動経験が出てきてしまうのだと思う。

その結果、エキセントリック/コンセントリック、
分母が大きいのではなく、分子の方が小さいので、
その比は大きくなるのでは。