私は高校卒業後、アメリカに語学留学をしたのですが、まあその英語力たるや、酷いものでした。
名誉のため(?)に言っておきますが、中学でも英語の成績は優秀だったんですよ!テストの点がクラスで一位とか、よくあることでしたし、高校でも選択授業ではほとんど英語を取り、3年生の火曜の授業は全部英語の授業だったぐらいに英語を勉強していました。
さて、アメリカに発つ飛行機は、日本では超マイナーなタイ航空。まだ日本にいるはずなのに、機内に一歩入ったら、そこはすでに外国!アナウンスとCAさんが話す言葉はタイ語か英語。まったくわからないので、とにかく空中での飲み物食べ物は、一番最初に言われたものに全力で頷いてなんとかゲット!
そしてアメリカの空港で迎えてくれたのは、語学学校のスタッフ。私の名前を掲げてくれていたので、それは読めました!荷物を持ってくれて、とにかく"Thank you." するとスタッフは"You're welcome." その後、二人してずーっと同じ言葉を繰り返していました。なにせ、私がそれしか言えないもんで。
その後、私のホストファミリーの家に送ってもらい、ホストファミリーは家の中のルールなどを説明してくれましたが、私にはもちろん、ちんぷんかんぷん。一応書いた紙を壁に貼ってくれたんだけど、そのハンドライティングがまた独特で、日本できれいな文字を書くことしか習っていない私には難読。いや~、先が思いやられました。
そして、学校へ行った初日。語学学校にはたくさんの日本人がいたので、なんとかなりましたが、話しかけてくれた韓国人の英語が、これまたかなりの訛りで、「チョップ」が"job"だと気づくまで、何度同じことを言わせてしまったか・・・。お互いにぐったりで、一問一答にて会話終了・・・。
その日の帰りのバスでは、自分が降りたいバス停に近づいてきたけど、あれ?降り方がわからない!前に降りてった人達は、なんかベルを鳴らしてたけど、どうやって鳴らすの!?学校に行くとき、ホストファミリーにバス停は教えてもらったし、目的地の大学は終点だったので、降り方なんて気にしていませんでした。誰か~、鳴らしてくれ~と心の中で叫んでも、まったく気配がないので、血眼でボタンを探すけど、ない!代わるものも、目印も、一つもない!誰かに聞く英語力もない!そのままむなしくバス停は通り過ぎていく。ああ、私はどこまでこのバスに乗っていくのか・・・。lll♪ドナドナド~ナ~、ド~ナ~~♪lll
あ、でも子牛は次のバス停で無事降りることが出来たから、今これを書いていられるのですけれど。何人か降りたからね、ラッキー。ちなみに、ベルの鳴らし方は、バスの窓枠などに沿って張り巡らしてある紐を引っ張る、が正解でした!今はそんなバスはありませんよ!もう30年以上前のお話です。
さてさて、私の慣れないアメリカ生活はさらに続くわけですが、それはまた別の機会に書くとして、私が生徒達によくする失敗談があります。これを聞くと、この単語の記憶と発音がとてもよくなるお話が。その単語は"map"。
アメリカのストリートにはそれぞれ名前がついていて、わかりやすいと言えばわかりやすいのですが、なんの情報もなかった私は、とにかく地図を手に入れたかった。そこでホストマザーに、"Do you have a map?"のようなことを聞いたんです。我ながらよく言えました♪ちなみに、Do you have ~?の表現、ENGSpaceでは、英語習い始めて6か月以内には全員上手に言えてるけれど。私は英語習って6年以上たってて、やっと絞り出したけど。
でもホストマザーは怪訝な顔。"What do you need it for???" みたいなことを言われたのだと思います。そこで私は素晴らしいジェスチャーで地図を広げ(る真似をし)、"See street. Where is shop..."とかなんとか。すると、ホストマザーはA-ha! の顔で、"Oh! A MAP!"と。え、私最初からマップって言いましたけど?ちゃうちゃう、とホストマザー。Titiが言ったのはマップです、つまりmop。どこに床がありまんねん!あなたの部屋は絨毯張りでおまっしゃろ。地図はmap、メァップや。とな。(かなりの意訳した表現を含んでいます。)
確かに!全然違う!!!衝撃!
だからね、みんなもマップって言ったら、モップが出てくるよ、と言うと、かわいい生徒達はちゃんとmapが発音出来るようになるのです。そして必ずセットで、「Titiはモップが出てきたんだよね!」と言っています。いいよ、いいよ、みんながその違いに気づけるなら、私の失敗はどんどん笑ってください。
しかし英語において、母音はとっても大事。rとlを多少間違えても、vをbで言っても、thがsになっちゃっても、結構聞き取ってもらえるけど、母音はアウト。せっかく英語を習うなら、伝わる発音で通じる英語を話しませんか。そのためには、とにかく聞いて、真似して、伝えてみる。そりゃ、書けば伝わるのだけれど、やっぱりSpeakingを身につけてあげたいな、と私は思っているのです。
