【ニューロダイバーシティ・サミット JAPAN】 ~みんなで語る!発達障害~ Kaien創業祭2022 に参加しました。
長丁場でしたが、結局ほとんどの時間、居てしまいました。たくさんの気付きがあったので、記憶が新しいうちに、記しておこうと思います。
まず、ニューロダイバーシティとは発達障がいに代わる言葉&定義だと今日知りました。
「ニューロ」(脳)
「ダイバーシティ」(多様性)
つまり、脳の障がいと言われている発達障がいは、障がいではなく、多様性と捉えよう、というムーブメントなんですね。
デンマークでニューロダイバージョンな人々の就労を支援している講演者。就労側のみの支援ではなく、企業側へも支援や教育を行っており、その活動が世界で認められていますが、情熱的に語る訳ではなく、落ち着いた語り口の中にしっかりとした信念を感じる方でした。出来れば、直接質問したかった!でも、話を聞いていて、西洋の国々と日本の「多様性」を受け入れる土壌の差は、感じざるを得ませんでした...
ただ、Kaienの社長が言っていましたが、数で見ると、「障がい者」の就労は、デンマークを含め西洋文化圏より、日本はかなり高いとのこと。社会制度や政治力が高いからだろうな、と思いました。でもこれ、午後のグループに分かれたセッションで話題になったのですが、カラクリがありそうな...。
午後のあるセッションで、就労支援の事例紹介があったのですが、就職先が「特例子会社」の事務職、とありました。「特例子会社」とは、大きな企業がデータ入力やファイリングなどの事務作業をする障がい者雇用のために、特別に作っている子会社だそうです。障がい者が就労出来るための配慮とも言えますし、何より就労してお金をいただけるのはありがたいことです。ただ、子会社化することで、本社より劣った内容の就業規約(給与を低く設定する、昇給昇進の頭打ちなど)に出来てしまうこと、さらには障がい者を分けること(もっと強く言えば、本社から排除すること)になりかねません。これがまかり通っていては、ダイバーシティの素晴らしさを享受する社会、インクルーシブな社会はまだまだ遠いと言わざるを得ません。
日本では、インクルーシブ教育もなかなか根付かない印象です。公立の幼稚園では、いろんな子が同じ教室にいて、助け合いながら一緒に同じ時間を過ごしていたのに、目の前の公立の小学校に入学したとたん、一部の友達は特別支援級という、校内の別の場所に分けられて、自分達とは違う存在という認識が生まれてしまうのです。
特別な配慮と言うけれど、発達障がい児達に必要な配慮って、通常発達児にとっても有益なことが多いように感じます。例えば、褒めポイントをたくさん用意すること。事前に伝えたり練習をし、見通しを立ててあげることで、不安を和らげること。根気よく、繰り返し教えていくこと。大きな高い声ではなく、落ち着いた低めの声で話すこと。情報は目で見ても、耳で聞いても解りやすく簡潔にすること。
これは、デンマークの講演者が語っていた、ニューロダイバージョンの人が一緒にいる環境は幸せであることの一つかも。みんなに優しい環境を作ることが出来る気がします。
そういえば、オリンピックボランティアの研修でも、「障がいとは」について学びを得たことを思い出しました。
「『障がい』は人にあるのではなく、その環境にある」
段差ではなくスロープであれば、そこにいる車椅子に乗る人は障がい者にはならない。海外に行って、自分の知らない言語圏では、私がコミュニケーションの障がい者。
障がい者を作らない環境を創っていくこと、考え続けること、これは私の人生の課題なのだと思います。
そう思うと、英語を教えることも、一つ障がいを取り除くお手伝いなのかもしれないですね。英語が出来ることで、その生徒さんがより暮らしやすくなったり、その周りの人も助かったり。なので、AIの言語翻訳は私には脅威じゃなくて、同志ですね!(笑)
#Kaien2022