ベートーヴェン、ピアノソナタ8番「悲愴」第2楽章:ぼくの音楽は何からできているか | アキートのブログ

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京都市中京(なかぎょう)区生まれ、現在北区在住で元大学教授のアメリカ文化研究家です。
アメリカの風俗・音楽・映画・料理などや
”京のまち”の 日常、今昔 について思いつくままに書いています。
どうぞお楽しみください。

タイトルを見て、このところ、数回にわたってアメリカン・ポップ・クラシックの話をしていたのに、突然本物のクラシック?

 

と思われるかもしれませんが、実は今回もアメリカン・ポップ・クラシックのお話です。

 

クラシック音楽をポップ仕立てに作り変えた元祖といえば、1965年、ビルボード・ランキングで2位になった、黒人の女性グループ、トイズの歌った「ラヴァーズ・コンチェルト」。

 

(From YouTube)

 

多くの人が、「ん、聴いたことがある」と思われるこの曲の原曲はバッハの「メヌエット」とされています。

 

実際にはバッハの作曲ではなかったようですが、ここでは、その経緯は省きます。

 

 

                       *

 

 

(手持ちのCDアルバム『イノセント・マン』裏表)

 

本題に入って、ベートーヴェン作曲、ピアノソナタ8番「悲愴」第二楽章のメロディーをもとに、歌詞を付けて、ポップ調の曲に仕立て上られたのが、1983年にリリースされた、ビリー・ジョエル (Billy Joel) のCDアルバム『イノセント・マン』に収録されていた「今宵はフォーエバー」 ("This Night")です。

 

ドゥーワップ調で始まり、サビの部分で、ベートーヴェンのピアノソナタになっていきます。

 

 

(残念ながらいい動画見つかりません。音だけでお楽しみください。

 From YouTube)

 

ついでに、音楽コースのある高校の生徒さんの英語教材としても、受けが良いですよ。

 

ビリー・ジョエルについては、「ピアノマン」 ("Piano Man") に始まり、「素顔のままで」 (Just the Way You Are), 「オネスティー」 ("Honesty")

など思い出深い曲がいくつもあります。

 

プラス、厚かましくも人前で歌ってみよう、とライブ活動を始めるきっかけになったのはビリー・ジョエルの「素顔のままで」 (Just the Way You Are) でした。

 

その経緯などお話したいと思いますが、長くなりますので今回はここまでにしたいと思います。