娘の昼夜逆転と不登校を未然に回避するのみならず生活が大逆転した話 | 本田紀子 Blog

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「マインドの力・英語スキル・セルフケア」を軸に、好奇心と行動力で未来を創造する「セルフ・リーダーシップ」のノウハウを伝えています。

幼くして宵っ張りの娘、

当然 朝が苦手で半ベソかいて遅れて登校する。

 

この「遅れ」が「自分はみんなに追いつけない」

「勉強にもついていけない」という「思い込み」になっていき、

やがて学校自体も楽しくなくなってきて、

朝から泣いて行かなくなってしまった。

 

 

 

 

何日もの間、

バトルして登校させたり、

校門まで送って行ったり、

先生方に事情を話したりして助けを求めたけど、

 

あることで

1日にして劇的に娘が変わった。

 

私は

「普段の生活では甘々に大切に育てているんだから、

学校ぐらい普通に行きなさい!」

という気持ちで娘を急かしていたけど、

 

「普段めちゃくちゃ楽しく遊んでくれるママに、

朝も優しく助けて欲しい」

だけなのではないかと気づいた。

 

「良い子にしている時だけじゃなくて、困らせていても優しく助けて欲しい」

という娘のSOSを、私が拒絶しているだけなんじゃないのかと。

 

それで、帰宅した娘に伝えた。

 

「ママはこれまで朝に怒っちゃってたけど、

子供が困ってる時は、大人が必ず助けるから、

明日も送って欲しかったらママが送っていくから大丈夫」と伝えて、

娘の希望を聞いた。

 

そして翌日からは

「集団登校よりも先に、ママと一緒にみんなよりも早く登校してみる」ことになった。

 

娘を自転車に乗せて、いつもより30分早く、一緒に家を出た。

 

私「公園と、通学路と、どっち通って行く?」と聞く。

あくまで主導権は娘になるように。

 

娘「うーんと、えーっと、じゃあ通学路でお願いします(照)👧」

 

どんな時も「自分には選択権がある」と感じられることが、

どんなに心の力を生むか。

どんなに小さくても、自分の意志が尊重されたことを感じている様子だった。

 

娘は

自分の意志で家を早く出て、通りたい道を親に手伝ってもらって登校」した。

 

次の日も、

その次の日も、

 

みんなより早く学校に行ってみよう、

朝早く行ったら、

すごく気持ちいいかもしれないから!

 

と娘は元気になっていき、

 

夜は早く寝るようになり、

ご飯もしっかり食べるようになり、

翌日の用意も早々と済ませて、

 

なんと3日後には

 

18:55に自分で就寝

19:00には熟睡

 

 

 

 

 

夜ふかしの宵っ張りで、

朝は起きられなくて、

登校前にはバトルで、

学校がつまらなくなってしまった娘

 

どれだけ諭しても

なだめすかしても

叱っても

誉め倒しても

変わらなかったのに

 

私が態度と行動を変えたら

すべてがひっくり返って好転し

赤ちゃん時代でも寝てなかった19時に熟睡している

 

子供は「親の意見」でなく

「親の態度」で

その行動を変える

 

これは本当だった。

 

夜遅くの「早く寝ろバトル」も

朝イチの「早く起きろバトル」も

登校前の「早く用意しろバトル」も

すべて1日で消滅

 

それ以来、1日じゅう1度も、

親子バトルも兄妹バトルも発生しなくなった。

 

文字通り、ある日を境に私たちは完全に別人に生まれ変わった。

 

周囲の環境を何ひとつ変えることなく

ただ自分たちの意識を切り替え、

ひとつ行動を変えただけで、

数珠繋ぎに全てが好転して、

 

「いさかいのないパラレルワールド」に瞬間移動したかのように。

 

しかもその「新しい生活」は大切に継続している。

娘なりに前日を検証し、翌日に向けてアップデートしながら。

 

娘「19時に寝ると夜中に目が覚めてしまうから、

今日は20時に寝てみる。

あいた1時間は勉強する。」

そう言って、これもまた自分から

自発的に勉強をし始めた。

 

 

もう、私は「子を褒める」なんていう立場にない。

自分の暮らしを自発的に良い方へと構築し始めた娘に、

ただただ「困ったことがあったらいつでも助けるからね」

と万全の安心と安全でバックアップし、

主導権を握る娘の補佐役に徹する。

 

 

 

 

 

 

私は機能不全家庭に育ち

共依存も鬱も

親の癌も

きょうだいの不登校も経験し

 

どんなにひっくり返ったって

楽観的な人間ではないし

困り事は放置する方に恐れを感じる。

 

 

 

自分の生い立ちにある「未解決の感情の抑圧」に

支配されていることに気づけず、

生きづらさを抱えて、

子育てに何度も爆発寸前まで行き詰まってきたけど、

とうとうそれも終わらせることができるようになってきたかもしれない。

 

 

生い立ちの苦しみを子供に連鎖させないためには、

自分の一挙手一投足を常に観察して、

無意識の”感情の地雷”に気づき、

いつものパターンで踏みそうになった瞬間に気づいて

別の行動を取ることの繰り返し

 

いま流行りの言葉で言うなら、

マインドフルネス(気づく)+メンタルリハーサル(心で予行演習)+マニフェステーション(想念の実現)というあたりの変容を経験した。

 

朝グズられてイライラしたら、

声を強めて子供を急かす毎日を繰り返すのでなく、

自分の意識も行動も態度も全て検証しては別のものに差し替えていく。

 

今回のように魔法のような変化が起きることもあるから。

 

「自分がママを困らせていても、ママは自分を冷たく見捨てたりしないで、

思いもよらないステキな方策で助けてくれた。

 

だから今度は自分から、もっともっとステキな暮らしに変えていける」

と娘が感じて、自発的に毎日を良い方へ変える力を得ているのだとしたら、

 

私は自分の生い立ちをバネに、逆転ホームランを日々注意深く打つ挑戦をしているのかもしれない。