工業英検1級合格記 | 本田紀子 Blog

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「マインドの力・英語スキル・セルフケア」を軸に、好奇心と行動力で未来を創造する「セルフ・リーダーシップ」のノウハウを伝えています。

おかげさまで「工業英検1級」合格しました。

励ましてくださった皆さま、ありがとうございました!

 

受験を迷っていた時、

何のバックグラウンドもない主婦のかたが、

工業英検1級にいきなり合格された手記を読んで、

たいへん励みになったので、

私もどなたかのきっかけになればと思いつつ、

少し書きます。



私は学歴も職歴も理系ではなく、

科学技術の専門知識もなく、

留学経験もなく、

帰国子女でもなく、

国際結婚でもなく、

2人の子供の育児中で、

仕事をしながら、

独学で資格の勉強をし、

本格的な準備期間はわずか数ヶ月と限られていました・・・



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ここから受験話、ちょっと長いです↓



資格の概要として、日本工業英語協会HPには、

「科学技術文書を読み書きする能力を評価する、

国内最難関の英語資格」とあり、

今回の1級合格率は11%、全国で合格者は18名でした。

 

2019年2月末の2級合格発表後、

1級に向けての受験勉強スタートは3月半ば。

2ヶ月半しかありませんでした。

 

その時点ではまだ、

過去問を部分的に解くのが精一杯で、

全問記述式のため、自己採点も頼りなく、

独学でどこまでやれるか、

手当たり次第の試行錯誤でした。



ここ数年、

私は思うところがたくさんあって、

自分を変えたくて、もがいては、

苦しいだけで、あまり変われずにいました。



変われるまでは、終わらない。



そして、ここからがリアルな話ですが、

深夜早朝を問わず、

猛烈に苛烈に、

短期間で自分を追い込み尽くしていたら、



試験1週間前にはウツっぽくなり、

自宅で机に何時間張りついても、

もはや1文字も頭に入らず、



試験前日には、

「試験会場に行きたくなくなったらどうしよう」

逃げ出したいけど、逃げたくない。



当日の朝には、やっと吹っきれて、

いざ会場に着き、

1問、2問と解き進めるうちに、

激烈でモーレツな集中力がバクレツにほとばしり始め、

試験終了まで大幅に時間を余らせて、

全問を回答し終えました。



・・・放心。



試験が終わればアッサリとウツも晴れて、

普段の生活に戻り、

協会で採点中であろう自分の回答用紙に念力を送りつつ、

約1ヶ月間、結果発表を待っていました。

 



いざ合格してみれば、

今は可能性が拓けたことを感じている段階で、

まだ普通の暮らしが続いています。



変化といえば、

翻訳も通訳も一皮剥けた感触があること、

そして気持ちの面では、

「どうしても変えたいほど、イヤになっていた自分」

からは、穏やかな境地に向かいつつあります。

 

いろいろある内側の闇は、

外側の華やかさで晴らせるはずもなく。



ただ、 去年あたりから少しずつ

自分の深く暗い思い込みに気づき、

弱さを隠してきたことを告白し、

やっとフェイクではなくなった自分が、

それまで以上に受け入れられる経験をしたことで、

生まれて初めて、日々自由になり続けている気がします。



終わるべきものが終わることを恐れない。



少しずつ勇気を出して、

ウソもフェイクもマヒもない、

ホンネと本心だけのリアルを、

これからは生きていけたらと思っています。



今までずっと、自分の外側に居場所を求めてきたけれど、

今は、自分の内側の居心地の良さに意識が向きはじめています。



やっと、スタートラインに立てた気がしています。