"minor" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"minor"を取り上げたいと思います。

 

"minor"と言えば形容詞の意味が使用頻度が高いですね。日本語でも「マイナー」と使われるものです。今回は形容詞ではなく、名詞と動詞の意味を確認してみます。

 

では『ロングマンExams英英辞典』"minor"を見てみましょう。

 

"minor" noun

 

someone who is below the age at which they become legally responsible for their actions

 

ex) This film contains materical unsuitable for minors.

      Minors are prohibited from buying alcohol.

 

"minor" verb

 

AmE to study a second main subject as part of your university degree

 

ex) Sid majored in sociology and minored in political science.

 

まず名詞の方を見てみると年齢に関することですね。法的に責任が負えない年齢の人ということで未成年者の意味になります。

 

1つ目の例文では映画のことで"unsuitable for minors"とあり、未成年者にふさわしくないものが含まれているということですね。2つ目の例文ではアルコール類の購入が禁止されているというものです。

 

お店の看板に"NO MINORS"とあれば「未成年者お断り」となります。あまり名詞の"minor"は馴染がないかもしれませんが、こういった看板の表現として覚えておくといいかもしれません。

 

次に動詞の方を見てみるとAmEということでこちらはアメリカ英語で使われるものになります。意味の方は大学で副専攻を学ぶときに使うものですね。

 

例文を見てみると、まず"majored in sociology"とあります。ここでの"mojor in ~"「~を専攻する」という主専攻のことを表します。そして"minored in political science""minor in ~"「~を副専攻する」となります。

 

"major"と"minor"は反意語になるので合わせて覚えるとわかりやすいと思います。