"natural" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"natural"を取り上げたいと思います。

 

"natural"にはいくつかの意味がありますが、今回は"ability"に関するものに注目してみます。

 

ではいつも通り『ロングマンExams英英辞典』"natural"を見てみましょう。

 

"natural"

 

having a particular quality or skill without needing to be taught and without needing to try hard

 

ex) a natural musician

      Cheryl has a natural elegance about her.

      his natural ability with figures

 

意味の方はまず"a particular quality or skill"を持っているとありますね。ここから性質やスキルについてのこととわかります。そしてそれらには教わる必要がなかったり、一生懸命トライする必要がないと説明があります。

 

"without needing to be taught"のところは後天的ではないということですね。また"without needing to try hard"のところは頑張らなくてもできてしまう感じですね。

 

1つ目の例では"a natural musician"ということで「生まれつきの音楽家」と訳せます。これはミュージシャンとして教え込まれてできた音楽家ではなく、もともと音楽の才能があったということですね。

 

2つ目の例文では"a natural elegance"とあります。生まれながらの優雅さがあるということでしょうか?Cherylは良いところの家系に生まれたのかもしれませんね。

 

そして3つ目の例では"figures"に関するものがあげられています。これは計算や算数に強いということでしょうか?そのような才能がある感じですね。

 

このように生まれながらの才能があるときに"natural"が使えます。"natural"には「自然の」や「加工しない」という訳語があるので、才能について自然のままの加工していない状態と意味的につなげて理解できると思います。