今日は「英語の注意書き」をまとめたいと思います。
普段目にするものの中に色々な注意書きがあります。以前スポーツクラブで目にした注意書きは英語で書かれていました。今回はこの注意書きについて注目してみます。
注意書きがあったのはあるトレーニング・マシーンで少し小さな字で書かれていました。なぜ英語で書かれているのかというとこのマシーンはアメリカ製らしく、海外仕様ということでそのまま英語が使われていたようです。
英語がわかる人は何が書かれているのか英文を読むかもしれませんが、英語がわからない日本人はわざわざ小さい字で書かれている注意書きなど読まないでしょう。
では実際にどのような注意書きだったのか一部をあげてみます。
Over exercise may result in serious injury or death.
これを読んだ感想はどうでしょうか?
自分の場合はトレーニングしながらこれを読んだのでちょっと怖くなりましたw
この注意書きでのポイントは"may"ですね。これで可能性の度合いを示しています。現実的に考えると"might"や"could"でもよさそうな気もしますが"may"が使われより現実的になっていました。
意味の方を見てみると、過度なエクササイズは"may"以下のことになるかもしれませんということですね。ここでは「深刻な怪我や死に至るかもしれませんよ」となっています。"death"が使われているのは驚きですね。
このマシーンには日本語訳は載っていませんでしたが、もし日本語の注意書きがあったら「死ぬかもしれません」とは表示しないのでは?と思います。「死」とは直接的ですしトレーニングする人には恐怖になりますね。
ではなぜ"may"や"death"ということばが使われているのでしょうか?考えられるものとしては責任問題ですね。トレーニング・マシーンのメーカー側としては、現実に起こりうることを予め表示して注意喚起しているということを示したいのでしょう。小さな文字とは言え見えるところに書かれているのだから、怪我した人などは読まなかったのが悪いということになるのでしょう。
したがって可能性の低い"might"や"could"ではなくより現実的になるかもしれない"may"を使い、最悪な事態としての"death"も直接的に示していると考えられそうです。