"meek" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"meek"を取り上げたいと思います。

 

英文を読んでいたら出くわしたので確認しておきます。スペル的に簡単そうな単語ですがあまり目にしないものかもしれません。

 

5万語前後の英和辞典では"meet"「会う」の一つ前に載っていることが多いです。10万語前後になると"meek"と"meet"の間にいくつか単語があります。英語のスペル的に両者の"-k"から"-t"の間の単語は少ないと言えそうです。

 

ではいつも通り『ロングマンExams英英辞典』で意味を見てみましょう。

 

very quiet and gentle and unwilling to argue with people

 

ex) He was always so meek and mild.

 

意味の方はわかりやすいと思います。全体的におとなしい感じですね。"argue"したがらないということで平和的な感じでしょうか?逆に自分の意見を言いたがらないという点では評価されないのかもしれません。

 

例文では"meek and mild"というつながりがあり、これは一つのコロケーションとして覚えておいていいかと思います。

 

この"meek"を使った表現としてある動物が使われることがあります。おとなしいことを表すのに何の動物か使われるかわかるでしょうか?答えは次のものです。

 

"meek as a lamb"

 

これで「子羊のようにおとなしい」となります。このようにおとなしいことを表すのに"lamb"「子羊」が使われます。他には順従なことを表すのに"maid"「メイド」が使われることもあるようです。

 

おとなしい人を表すのに単に"meek"だけでも通じますが、表現の幅を広げるなら"meek as a lamb"のような形で言えると良いですね。