意外に英語で言えない文房具 | 英語の世界観

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私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は「意外に英語で言えない文房具」をまとめたいと思います。

 

文房具は身近なものですが英語で言うとなると少し難しいものもあるかもしれません。今回は間違いやすいものやあまり知られてなさそうなものを取り上げてみます。

 

文房具の中には日本語では英語をそのままカタカナにして使われているものもあれば、英語では通じないカタカナ英語になっているものあるので少し注意が必要ですね。

 

まずは「シャープペンシル」に注目してみます。これはこのまま英語にしても通じません。英語で"a sharp pencil"とするとそのままの意味で「先のとがった鉛筆」の意味になります。では英語では何と言うのか?

 

アメリカ英語では"mechanical pencil"となり、イギリス英語では"propelling pencil"となります。このように単語が違うので「シャープペンシル」では通じないのがわかると思います。

 

次は「蛍光ペン」です。これは受験生などがよく使うアイテムかも知れません。今回は漢字で「蛍光」があるのでそのままカタカナでは表せませんね。「蛍光ペン」は目立たせる役割があるので英語では"highlighter"と言います。これは一度習わないとわからない英語かと思います。

 

次に間違いやすそうなものとして「マジック」があります。あの名前などを書くときに使うものです。これをそのまま英語で

"magic"とすると「魔法」の意味になってしまいます。考えてみればそうですね。ではマジックペンを英語で何になるのかと言うと"marker"となります。またイギリス英語では"marker pen"となります。これも日本語の感覚では出にくい表現なので注意が必要です。

 

最後にあまり知られてなさそうな単語"protractor"をあげておきます。これは日本語を示さずに『ロングマンExams英英辞典』の説明だけを載せておくので何を表しているのか考えてみてください。

 

protractor

 

a piece of plastic in the shape of a half-circle, which is used for measuring and drawing angles

 

何を意味しているのかわかったでしょうか?日本だと小学3~4年生で使うものかと思います。海外では同じくらいの年齢で使うのかわかりませんが、もし使うのであれば"protractor"という単語は10歳に満たないくらいの子供が知っているということかもしれません。でも日本人の英語学習者で"protractor"を知っている人はそれほど多くないのかもしれません。

 

文房具類を英語であまり言えないと思う方は、辞書などで写真で文房具が示されているページなどを見てみるのがおすすめです。