ロンドンでのハロウィン | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は「ロンドンでのハロウィン」をまとめたいと思います。

 

また久々にロンドンネタです。

 

日本でも知らぬうちにハロウィンが定着して、恐らく多くの人がわけも分からずなんとなくハロウィンの日を楽しんだりしているかと思います。

 

日本人はイベントやお祭りごとが好きなので、ハロウィンも自然に取り入れちゃった感じですかね?でも日本ではハロウィンが仮装の日なってしまっている部分が否めませんねw

 

確認のため『ロングマンExams英英辞典』で"Halloween"を調べてみると次のように説明があります。

 

the night of October 31st, which is now celebrated by children, who dress in costumes and go from house to house asking for sweets, especially in the US and Canada. In the past, people believed the souls of dead people appeared on Halloween.

 

大体知っているような説明ですが、注目したいのは"especially in the US and Canada"ですね。子どもたちが仮装してお菓子を貰いに行くのは特にアメリカとカナダということです。

 

このハロウィンのイベントはアメリカ的なスタイルなんでしょう。ではイギリスではどうなのか?文化的には"Guy Fawkes Day"(ガイ・フォークス・デイ)がイギリスでは有名ですね。これについてまたロングマンの説明を上げておきます。

 

November 5th, when people in Britain light fireworks and burn a Guy on a fire

 

少しハロウィンとは日にちが違いますね。これだけだとわからないので少し補足すると、1605年にイギリスで国会議事堂爆発を狙ったテロ未遂事件があって、それを企てたのがガイ・フォークスという人でした。

 

11月5日に彼が逮捕されたことをきっかけに、その日を「感謝の祝日」として祝うようになったのが"Guy Fawkes Day"です。

 

イギリスのTVドラマ"Sherlock"シリーズの中で、この"Guy Fawkes Day"に藁で作った人形などを燃やす話がありました。こういうのを観るとイギリスはハロウィンよりガイ・フォークスなのかな?とも思いましたが、実際にハロウィンの時期にロンドンで過ごしてみると予想とは違いました。

 

ハロウィンの時期のロンドンは、街なかでよくかぼちゃを見かけ、ガイ・フォークスのことは全然目にしませんでした。スーパーではハロウィンのグッズが売られていて、その点は日本と似ている感じでした。

 

日本より多いと思ったのは、ロンドンの街なかで見かける「ハロウィンランタン」ですかね?家で子どもたちと一緒に作ったのか?フラットの外に顔の形をしたかぼちゃがよく飾ってありました。またカフェなどでも大きなかぼちゃが飾ってあることもありました。

 

なので感覚としては"Guy Fawkes Day"よりも"Halloween"の方がロンドンではメジャーな感じかと思います。

 

ちなみにロンドンにいる友だちの情報では、今年のハロウィンの夜のロンドンでは、結構人がセントラルでは溢れている様子でした。しかもマスクをしている人はあまりいない状態で、コロナ前のような雰囲気でした。