今日は"Marble Arch Mound"についてまとめたいと思います。
ロンドンのハイド・パーク(Hyde Park)の北東に、"Marble Arch"(マーブル・アーチ)という白い凱旋門があります。これはネルソン提督の勝利を記念して作られたもので、近くに行ったら一度は見てみては良いかと思います。
実際のマーブル・アーチはこんな感じです↓
この写真の右側に行くとオックスフォード・ストリート(Oxford Street)がありショッピング街となっています。プライマーク(Primark)もすぐ近く似合って、このマーブル・アーチから歩いて2、3分で行けます。
ちなみにこのあたりは道がよく混みます。オックスフォード・ストリートもそうですが、上の写真で言うと正面の奥側、北にのびるエジウェア・ロード(Edgware Road)もオックスフォード・ストリートに出るときによく混みます。さらに西側にのびるパークレーン(Park Lane)も時間帯によっては混みますね。
バスに乗っていたときによく渋滞していた記憶があります。恐らくオックスフォード・ストリートに入るところの交差点の信号が少しごちゃごちゃしているのが原因かと思います。
それで本題の"Marble Arch Mound"ですが、これは最近作られた新しいスポットで、上のマーブル・アーチの写真の左側にあります。もともとは平たい芝生などがあった開かれたところでしたが、"Marble Arch Mound"という土手のようなものができたようです。
"Marble Arch Mound"は新たな観光スポットになるように作られたみたいですが、実際に行った人の感想はあまり良くないようです。
これについてはBBCの記事Call for answers on 'flopped' Marble Arch Mound attractionに書かれています。
この記事の中で"Marble Arch Mound"をさして"slag heap"という表現が出てくるので、『ロングマンExams英英辞典』で確認してみたいと思います。
a pile of waste materials at a mine or factory
これはイギリス英語の表現で、日本語訳では「ぼた山」が上げられます。"waste materials"ということでいい意味ではないことがわかると思います。
イギリス英語では"slag"自体あまりいい意味がないようで、『ロングマンExams英英辞典』では"slag"の名詞の意味には次のようなものがあります。
BrE taboo informal
a very offensive word for a woman who has sex with a lot of different people. Do not use this word.
「このことばは使わないように」と親切に注意書きまであります。まぁ一般的にこのことばを使う機会はほとんどないと思うので大丈夫かと思います。
実際に"Marble Arch Mound"は見ていないのでなんとも言えませんが、"slag heap"と言われてしまうほどなので、あまり良くないのかな~と感じます。
「マーブル・アーチ」自体はステキなのに、その横に結構圧迫感のある"Marble Arch Mound"があると、「マーブル・アーチ」の評価も変わってしまうのではと心配です。