ロンドンの自転車の手信号 | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は「ロンドンの自転車の手信号」についてまとめたいと思います。

 

先日、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で、イギリスでは自転車を使う人が増えているというニュースを見ました。政府が公共交通機関ではなく、車や自転車や徒歩での通勤を勧めていることもあって、自転車利用者が増えているとのことみたいです。そして自転車専用レーンを急ピッチで作ることも進められているようで、日本の対応とはかなり違うな~と感じます。

 

日本では割と最近、自転車は基本的に車道を走るようになりましたが、ロンドンでは自転車は普通に車道を走るようになっています。朝の通勤でもヘルメットをかぶって結構な速さで走っている自転車はよく見かけられますね。

 

ロンドンのバスに乗っていてよく自転車に乗っている人を見かけましたが、気になったのは手信号ですね。日本だと曲がる時に手を水平に出したり、L字にしたりする手信号を習った記憶がありますが(正確な意味などは忘れましたw)、ロンドンでは自転車が曲がるときにはシンプルな手信号でした。右に曲がるなら右手を横(水平)に出して後ろの車などに知らせる感じです。同様に左に曲がるなら左手を横に出して曲がります。

 

これがイギリスでの正式な手信号なのかはわかりませんが、ロンドンではよく見られた手信号でした。日本のL字手信号に比べると、このロンドンの方がシンプルで分かりやすいですね。

 

少し調べてみると、日本でもロンドンのようにシンプルに手を曲がりたい方に出すタイプもあるようです。そして左折するときに右手をL字にするやり方もあるみたいで、水平とL字の2つやり方があるというのがわかりにくくしていると感じます。

 

イギリスには"roundabout"(ラウンドアバウト)という円形の信号のない交差点があって、ここを自転車で曲がるときも結構のスピードでタイミングよく走っていかなければならないときもあるので、手信号はシンプルな方が良いのかもしれませんね。