"relic" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"relic"を取り上げます。

最近ギターでこの"relic"というのが密かに流行っているみたいで、ことば自体に注目したいともいます。まずはいつもどおりロングマンExams英英辞典の説明を見てみましょう。

an old object or custom that reminds people of the past or that has lived on from a past time

この説明だと割りとギターの"relic"が理解しやすいと思います。"old"がポイントとなります。

日本語訳では「遺物」や「遺品」や「遺跡」、また「遺骨」などもあります。

これで"relic"のギターはどんなものか分かるでしょうか。「レリック加工」などとも言われますが、新品のギターでありながら、長年使い古されたような見た目に仕上げることです。

ところどころ塗装がはがれたりと何十年も使っているヴィンテージギターのようなルックスです。上のロングマンの説明で考えると、長年使われてきたということを思わせるものと理解できるでしょう。

ヴィンテージギターは高いものは何千万円もしますが、当時作られた木が現在では手に入らなかったり、長年弾かれてきたことによる音の良さなどによって価値があるものと考えられているようです。

でもそんな高価なものは変えないけれども、ヴィンテージギターのようなルックスのギターが欲しい人が"relic"のギターを買うようです。

今日はギターに関することばを取り上げてみました。