"nothing but"と"anything but" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"nothing but"と"anything but"を取り上げます。

少し似た表現なので違いを確認したいと思います。まずはそれぞれロングマンExams英英辞典の説明を見てみましょう。

"nothing but"

only


"anything but"

used to emphasize that someone or something does not have a particular quality

"nothing but"の方は短い説明で分かりやすいです。そして"anything but"の方は、"quality"を持っていないという状況を示しています。

ではそれぞれ例文を見てみましょう。

She's had nothing but bad luck.

Maria is anything but stupid!

一つ目は「彼女は悪運だけを持っている」という感じで、何かものごとが全然上手くいかないのでしょう。そして二つ目は「マリアが馬鹿なんてとんでもない」という感じで、馬鹿じゃないことを強調しています。

簡単そうな単語の組み合わせですが、なれないと紛らわしいので違いをおさえておきたいものです。