"enchanted" | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"enchanted"ということばに注目です。

これは『Aladdin and the Enchanted Lamp: Stage 1 (Bookworms Series)』(←)に使われていることばです。この日本語訳のタイトルを知っている方はすぐに分かると思いますが、ロングマンExams英英辞典で確認してみたいと思います。

an enchanted object or place has been changed by magic so that it has special powers

大意は「"enchanted"な物体や場所は魔法によって変えられているので特別な力を持っている」ということです。

"enchanted"の日本語訳には「魔法にかけられた」があります。

もともとは"enchant"「魔法をかける」という動詞があって、それの形容詞形として"enchanted"があります。辞書によって"enchanted"が項目にないばあいもあるので、そのときは動詞から意味を考える必要があります。

では例もあげておきましょう。

an enchanted castle

「魔法をかけられた城」ということです。こういうことばは童話やおとぎ話に出てきやすいものでしょう。『アラジンと魔法のランプ』もその一種と言えそうです。

この話には気になる表現がいくつかあったので、これから取り上げていく予定です。また初歩の初歩から多読を始めたい方にはこの本はお勧めです。