"oxford bookworms library"の秘密 | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"oxford bookworms library"についてです。

別館ので多読教材として紹介してるお勧めしているものですが、

$英語の世界観-teacher's handbook

↑この本を見ていたところ、なるほどと思うことがありました。

オックスフォード以外にもいくつか多読用の洋書を手にとったことがありますが、単語レベルの割りに読みにくいという印象がありました。

しかし"oxford bookworms library"は、単語レベルとあっていて読みやすいと感じます。

このなぞが上の本に載っていました。

この本によると、レベルによって使われる文法事項が違うことがわかります。

例えばstage1とstage3をあげてみます。

stage1

past simple
coordination with and, but, or
time clauses with before, after, when
reason/ result clauses with because, so
adverbs of manner
infinite of purpose
gerunds and infinities

stage3

present perfect continuous
past perfect
should, may
used to
causative
relative clauses
indirect statement

これでみると、stage3になって出てくるものは、それより下のレベルでは出てこないことになります。例えば「関係節」はstage1や2では出てきません。

ここでは全部はあげられませんが、レベルごとに文法事項も使い分けられています。これが単語レベルにあった読みやすさだったと思います。

他の多読用の洋書、特に日本語訳の説明があるものは、説明で補えばいいという考えから文法事項のレベルが整っていないのではと感じられます。

なのでこれから多読をしようという方は、ぜひ"oxford bookworms library"シリーズをお勧めします。

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oxford bookworms library