辞書を引き込む | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今回は改めて辞書についてです。

これまでも辞書をよく使うことをすすめてきましたが、皆さんはよく辞書を引けていますか。

以前読んだ本に、大学で英語を教えている教授の裏話がありました。

これによると、その教授は授業の準備にかなり辞書を引いていることが分かります。確かに素人が使わない専門の辞書も引くことが書かれていましたが、とにかくよく準備しているという印象がありました。

その教授いわく、このように準備しておけば生徒からの質問にはたいてい対応できるとのことでした。

そして生徒が辞書を調べたけど、載っていなかったや分からなかったなどと言う時も、「本当ですか。よく見ましたか。どれどれ...」と教授がその辞書を見ると分かることがあったようです。

つまり同じ辞書を使うにしても、使い手がどこまでしっかり引き込めるかが分かれ目となっているようです。

自分も大学時代にはあまりしっかり引き込めていたほうではないので、改めて大学時代のノートを見たときの先生の説明が辞書にも同じものがあることに後で気づきました。

「大学の英語の教授だからそんな辞書などまじめに引いていない」などと思ったら大間違いということです。

なので大学の英語の授業に出るときには、生徒のほうもそれなりに準備をしていなければならないのだと卒業してから気づいたものです。

今大学生の人や、これから大学へ行こうとしている高校生の人は、英語を専門に学ぶのであれば辞書を使って授業の準備をかなりすることをお勧めします。そうすると授業に出たときの吸収の度合いが違うと思います。

また英語再入門で学習している人も、分からないときは辞書を引き込むことの大切さを改めて知ってもらいたいと思います。