"and"の時間的つながり | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は基本単語"and"をとりあげます。

"and"は、単語と単語、文と文などをつなげることができます。日本語では「そして」や「~と」などと訳されます。

なので単純に"A and B"の様に使えばいいと思いがちですが、"and"には時間的なつながりがあります。この意味をロングマン英英辞典(Active Study)でみてみましょう。

used to say that one thing happens after another

大体の意味は、「他のことのあとにあることが起る時に使う」ということです。

"A and B"であれば、Aということが起きて、それからBが起るということです。つまり時間的にA→Bという順番です。

同じくロングマンから例文を上げてみます。

Grant knocked and went in.

「グラントはノックしてから入っていった」という意味ですが、ここでは"knocked"がAにあたり、"went"がBにあたり、A→Bの順番であることが分かります。

これをもし逆にしたら、「入ってからノックする」というおかしな文になってしまいます。

このように"and"には時間的なつながりがあるということを抑えておきましょう。