"phrase verb"が英会話のカギ | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は"phrase verb"についての話です。

「英語の世界観」の読者の中に、英会話を勉強している方がいるかと思いますが、英会話が上達するカギは何でしょうか。色々な要素があると思いますが、その中でポイントとなるのが"phrase verb"だと思います。

取りあえずいつも通り"phrase verb"をロングマン英英辞典(Active Study)で見てみましょう。

in grammar, a verb with an adverb or preposition, which has a different meaning from the verb used alone

つまり文法で、動詞と副詞や前置詞が一緒なもので、動詞だけ使った時と意味が異なるものです。

例えば、"look after"というものを見てみると、"look"だけでは「見る」という意味ですが、"look after"となると、「世話をする」という意味になり、動詞だけの時と意味が異なります。

こういった"phrase verb"を使いこなせると、英会話が上達すると思います。理由は実際によく"phrase verb"が使われているからです。

よくTOEICなどで勉強している難しいことばを覚えば英会話にもいいと思っている人もいるかもしれませんが、ビジネスや専門的な内容についてはそのようなことばは必要かもしれませんが、日常会話ではそれほど難しいことばは使いません。

日常会話の70%は、基本単語を使いこなせればカバーできると言われています。なので、論文を書く時に使うような、ラテン語系の難しいことばを覚えるよりも、基本単語の組み合わせである"phrase verb"が日常会話には大切なのです。

英会話を勉強している人は、"phrase verb"をうまく使いこなせるように勉強してみてはどうでしょうか。