"be"のイメージ | 英語の世界観

英語の世界観

私達はことばを通して世界を見ている。そして使うことばによって、見えてくる世界が異なることがある。英語の世界観とはどのような世界であろうか。普段意識しないことばから、その世界観を探りたい。現在ときどきロンドン記事アップ中♪

今日は基本的なものを取りあげたいと思います。

"be"のイメージです。

"be"は、「いる」「ある」という意味で使われたり、"be"+ -ingで進行形、"be"+ 過去分詞で受動態などと様々な使い方があります。

色々と使われるこの"be"は、どう理解すればいいのでしょうか。

ある学者は「"be"はあまり意味がない」と言っていました。確かにそのように考えてもいいかもしれません。

そもそも"be"の意味には、客観的な正解などないからです。

そう考えた場合、"be"をどういう風にとらえれば良いかは、ある程度自由があります。言い換えると、人間(学者など)が"be"を意味づけすることができるのです。

そこで一つ意味づけした"be"のイメージを紹介したいと思います。

それは「状態」です。

例えば"John is in the park."「ジョンは公園にいます」という文では、ジョンが公園にいる状態と考えられます。

他にも"John is playing baseball in the park."「ジョンは公園で野球をしています」では、野球をしている状態ととらえられます。

また"John is loved by Mary."「ジョンはメアリー愛されています」でも、愛されている状態と考えられます。

あくまでもイメージなので、うまくあてはまらない場合もあるかもしれませんが、大まかに言ってこの「状態」というイメージが使えると思います。

最初にあげた進行形や受動態などという文法用語よりも、この"be"のイメージを抑えた方が英語の理解にはいいでしょう。

今日は改めて"be"について考えてみました。