X-MENと日本の危機 | 英語力アップのヒント

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先週末は、家でDVDをレンタルしてみました。タイトルはX-MEN first Class
特殊な能力をミュータントたちの戦いを描く、アメコミ映画化シリーズの最新作です。
今回は、スターウォーズのエピソード1のように、舞台を昔に戻してみた外伝的な作品で、X-MENを率いるプロフェッサーXと、その宿敵マグニートの誕生の秘密を描いた作品です。

冷戦時のアメリカ。アメリカとソ連は、核戦争まで一触即発の危機の状況だったのは衆知のことですが、その裏側にいたのは、ヘルファイア・クラブという悪のミュータント軍団。彼らは、ミュータントとしての特殊能力を使い、旧人類の間で核戦争を起こして都市を壊滅させ、ミュータントの新たな社会をつくろうとしていたのです。
トルコへのミサイル配備をはじめ、米ソ両国の軍拡競争を影で糸を引きながら、とどめに歴史的な事件であるキューバ危機を起こします。それを阻止しようとする若きミュータントプロフェッサーXとその仲間たち。

ヒーローアクション映画は基本悪をやっつけるだけなので、ストーリーもなにもあったものはないテンポだけの作品が多いのですが、今作は、キューバ危機という史実にうまくはめ込み、重厚な感じをもたせたストーリーに仕上げていたところがなかなか秀逸でした。


さて、東京電力をめぐる状況は、連日新聞をにぎわせています。最近では、新たな会長人事が話題となっており、某大臣が「俺が決める」と発言されています。東電は一応まだ会社です。会社の役員は株主が決めるもののはずですが、いつから政治家が決めることになったんでしょうかね。

内々に東電の会長職を打診をされた経済人達は、役員になることで自分の出身会社に悪い評判がでるということで、次々と断ったとのこと。そりゃそうですよね。役員になっても叩かれるだけ、しかもあそこの役員は今無給です。タダでイジメられにいきたいなんて、よほどのマゾか、頭がおかしいか、それとも何か別の魂胆があるかですね。管首相がなるなんていう話もあるようですが・・・。

先日何気なく手にとった雑誌に、東電の状況を巡る陰謀みたいな話が記載され、興味をひきました。

東電の経営権を握る攻防と、責任を東電になすりつけている最終目的は、電力と公務員のゼネスト(全産業を巻きこんだストライキ)を起こし日本の経済機能を麻痺させことだ。戦後のゼネストの動きはGHQが電力会社を統治していたことで回避することができた。電力会社でストを起こせば悲願のゼネストが実現できる。

某大臣はいわゆる革マル派から献金をもらっていたという話もあるということで、ありえない話ではないかとも思いました。計画停電でもあれだけの混乱がおきたのに、ストライキで全停電なんてのは大変な事態ですよね。

東京電力の社員は、報道によってホワイトカラーの金持ちエリートというイメージが植えつけられましたが、大半は大卒よりもブルーカラー。会社としては当然今回の原発事故の起因者ですが、電柱や鉄塔を立てたり、それらに登って電線を張ったりと、原発とは関係ない従業員も多いはずです。もしかしたら原発をみたことがない人さえいるかもしれません。彼らや東電のあおりで一緒にリストラされている関係会社や取引先の従業員とっては、今回の非難やリストラや、子供が学校でいじめられたりする仕打ちによって、不満のマグマがどんどんたまっているのでしょうね。

そういえば先日いった田母神さんの講演でも、「浜岡停止命令に端を発する電力危機や、放射能の恐怖の流布、震災復興の遅延は、日本の経済を停滞させようと外国が裏をひく情報戦争に現政権が操られているんだ」というような自説を唱えていましたが、ここまで混迷してくると、陰謀説もなんだか信憑性をましてきます。

映画X-MENでは、世界崩壊の陰謀は最終的にX-MENが阻止してくれます。陰謀があるのかないのかはよくわかりませんが、日本崩壊の危機にあるこの状況は、誰が救ってくれるんでしょうか。
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