驚愕の津波想定 | 英語力アップのヒント

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内閣府の検討会から出された南海トラフの津波想定。

驚くべき結果が出ていましたが、早速海外でもニュースになっていますね。


Japan 'worst case tsunami' could reach 35-metres


最悪ケースにおける最大津波は、なんと34.4メートル。ビルの9F相当

東日本大震災のときは15メートルだったから、その倍以上の高さです。


30メートルを超える津波が2分で到達したときに、果たして逃げられるのか。

自分の家や職場に津波がきてしまうのか、気になってしまいますよね。


GOOGLE MAP の標高表示機能  を利用してみると、標高がわかるので、自分のいるところや知っているところがどのくらいの高さなのか分かると思います。

これを見る限り、最大津波がくる高知の海岸をはじめ、太平洋側の海側は、町ごと水没することになるところもかなり多そうな感じです。


衝撃的な結果ではありますが、果たしてどれだけ現実味がある結果なんでしょうかね。


リスクに対処する対策に何の責任も負わない学者先生の出している検討会です。だから個人的には、「リスクは高ければ高くしておくほどよい」「これで原発をやめさせよう」というストーリーになっているような気もしないではありません。


「今回の推計は次に起きる地震を予測するものではない」「これだけの地震を予測するのは不可能に近い」と逃げっぽい文章があったりするところも、若干気にかかります。「どの時期にどれくらいの確率でおきるか」がなければノストラダムスの大予言よりもフワフワした話であり、リスクに備えるための情報としては使えないと思うんですよね。


仮にもし本当なら、問題は原発よりも津波による直接被害。15,000人が亡くなった津波の倍以上の規模の津波が起きるなら、被害エリアは指数関数的に拡大するのではないでしょうか。

避難タワーなんかの話も上がっていますが、東日本大震災は、日中に起きたことから、逃げることができた方もいましたが、深夜寝ているときに起きていたらどうでしょうか。避難タワーなんかのハコモノをいくら作ったところで、逃げ切れません。


本当に相応の確率で起きると考え、本気で対処したいということなら、津波が到達する地域には、人命を守る観点から人を居住させるべきではないと思います。


そもそも世の中は、リスクに満ち溢れています。例えば「飛行機に乗って墜落すると怖いから飛行機にはのらない」という人もいますが、自動車に乗って死亡する確率の方がずっと高い。リスクとは、いたずらにたくさんあげつらって不安になるためのものではなく、その発生可能性をみた上で、発生したときの対処方法とあわせて冷静に評価すべきものだと思っています。


今回の公表は対処方法なしのリスクだけの発表。海外に対しても「危ない国日本」という印象を植え付けただけです。なんだか不安を煽ること自体が目的のような気さえしてきます。果たしてそんなのでいいんでしょうかね。


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