昔は、訪問販売の代名詞といえば高価な布団でしたが、最近の訪問販売で一番多いのは、家庭用太陽光発電システムですね。
我が家にも営業マンがしょっちゅうやってきます。猫の額のような我が家の屋根に載せてもほとんど発電できないので断るばかりですが・・・。屋根が広くさえぎる建物が何もないお金持ちの豪邸だったら有効なんですがね。
最近は設備の質も悪いものが出回っていて、「電気を売れる」営業トークに惹かれて取り付けたものの、設備のローンが月数万円、売れる電気は月百円というケースもあつようますので、ご注意を。
さて、太陽光発電といえば、無尽蔵にある太陽光を利用したクリーンな発電ですが、日が出ているときにしか発電できず、曇りの日や夜は発電できないというのは最大の欠点。
しかしながら、その欠点を解消して、夜にも発電ができる面白い発電所がスペインにあるようです。
日本でも普通にみかけるいわゆる太陽光パネルではなく、太陽光をたくさんの鏡で集光して、その熱でもって発電をする太陽熱発電という仕組みのようです。夜でも発電ができるのは、太陽光を熱の形で蓄えるという仕組みになっていて、夜間でもそのエネルギーを使って電気を起こすというわけです。
光を熱に変換するプロセスを踏むため、発電の効率が落ちてしまします。なので日照時間が長いスペインだから有効なんでしょうね。日本ではいろいろ課題はあるので無理なんでしょうが、何かできることはないんでしょうかね。
スペインは若者の失業率が50%近く、ギリシアについで破綻寸前のヤバイ国というイメージですが、なかなか捨てたもんかないですね。スペインは無資源国でエネルギーを輸入に頼っているということで、新エネルギーについてはかなり盛んのようですね。
スペインといえば、私が個人的に注目している習慣がシエスタ。普通の会社なんかでも、午後1時から4時までなが~い昼休み時間があって、お昼寝して過ごすところが多いようです。
日本では今年の夏も電力不足が言われていますが、電気が足りないのは夏の一番暑い時期の午後。一番電気を使う時間帯をシエスタで開店休業にしてしまえば、大きく節電になるはずです。
脱原発を関電につきつけた橋下市長。原発不要とするならその代案として「大阪市はシエスタを強制して節電する」なんて、「君が代条例」ならぬ「シエスタ条例」なんて作ってみると面白いのにな。
結果して役所の窓口が遅くまで開きことになり、社会人でも役所にいけて利便性も向上するので、維新の会に陳情したいところです。