ゆとり世代は格差世代? | 英語力アップのヒント

英語力アップのヒント

留学や英会話学校に通うために「時間」「お金」「気合い」を
かけるのはもったいない!

海外のニュースや本などをもとに
楽に英語力アップをするコツを紹介します。

朝、先輩社員と新入社員とが会話をしていました。


「お前、昨日は忙しいのに早くあがってコンパに行ってたらしいな。まぁ、仕事より大事なことだからいいけど、代わりにみんなに仕事をやらせたからには、ちゃんと成果はあったんだろうな。
女の子のメアドはちゃんとゲットできたのか?」

「先輩、何を言ってるんですか?今は、一対一で聞くなんて非効率で不公平なやり方しませんよ。幹事が一括でメアド交換してるから、自動的にゲットです。」

「なんだそれは?おめぇ、それなら行く意味ないじゃないか!」


私が知らなかっただけなのか、彼の周りだけの話なのか分かりませんが、最近の若者は、飲み会で個別交渉ではなく、幹事一括で連絡先の交換をするようです。

「個別交渉にしてしまうと、一番人気があってたくさん聞かれる人と、誰からもオファーがこない人の不公平ができてかわいそうじゃないですか。みんな平等にチャンスがあるべきです。」
というのが彼の主張です。

確かに、公平にチャンスが与えられているような感じですね。
だけど実際は、全員アドレスを交換するものの、メールが来る人やメールが返事がくる人は、やはり人気がある男性・女性に集中します。

一対一なら「たまたま連絡先を交換できるタイミングがなかった」と言い訳をすることもできますが、お互いの連絡先を全部知っている以上、連絡がこないことに言い訳の余地はありません。

さらに、一対一ならその場で直接話して尋ねなければどうにもできません。でも全員交換なら、その場で話す機会がなくとも連絡できるわけですから、結果して個別交渉よりも余計に人気がある人に集中することになってしまいます。

順位をつけない「ゆとり教育」を始めとした、格差を見せない社会システム。
でも現実は、昔よりもはるかにひどい格差社会という、矛盾した現代社会の縮図を、なんだかこんなところで垣間見たような気がしました。

読者登録してね

にほんブログ村 英語ブログ 英語学習法へ
↑クリックいただけると励みになります。
iPhoneからの投稿