L.Frank Baum『』Oxford University Press、2007.

$英語を知るための厳選参考文献案内所-The Wizard of Oz

[特にお勧めしたい読者]

高校生、英語再入門の方

[内容]

Oxford bookworms libraryのstage1(400 headwords)の作品。

日本でも『オズの魔法使い』で知られている物語です。

stage1ということで、とても読みやすい文章で、場面場面でわかりやすい絵があるので、視覚的に物語を楽しめます。

ひょんなことからオズの世界へ行ってしまったドロシーが、色々な仲間とともにどのような冒険をするかが読みどころです。

良い魔法使いと悪い魔法使いとは?そしてオズの魔法使いとは何なのか?

多読を始めたい方は、簡単な英語で書かれた知っている物語から読み始めるといいと思います。

[いち押しポイント]

読みやすい英語と物語の展開

↓アマゾンでお買い求めの方
The Wizard of Oz: 400 Headwords (Oxford Bookworms Library)
高山英士『All in One 携帯版』Linkage Club、2007年

$英語を知るための厳選参考文献案内所-all in one(携帯版)

[特にお勧めしたい読者]

大学生、一般

[内容]

名前のとおり、一つに全てをまとめた学習書です。具体的には、単語、熟語、文法、読解などをこれ一冊で学べるようになっています。

本書は携帯版なので文庫サイズでCD-ROMはついていません。持ち運ばない人は通常版『ALL IN ONE』(←アマゾンへ飛びます)がお勧めで、こちらはCD-ROMが付いていて聞き取りの練習ができます。

今日現在アマゾンでは携帯版は中古のみしか手に入らないようですが、通常版は大丈夫のようです。

本書のレベルの目安は、TOEICで700~800点、英検で2級~準1級、大学受験で偏差値65以上となっています。

内容は419の短文のキーセンテンスに、2600の重要単語、1100の重要熟語と構文が取り上げられてます。

文法・語法の説明もあり、総合的に英語が学べます。

ある程度レベルが高くかなりボリュームがあるので、一通り高校英語の文法は終わっていて、何かの試験を準備している人や総合的に確認をしたい人に適している一冊だと思います。

Linkage Clubは他にもレベル別に何冊かあるので、レベルに合わせて選ぶといいでしょう。

アマゾンへ飛びます→Linkage clubの書籍

[いち押しポイント]

総合的に学べる点

↓アマゾンでお買い求めの方
All in One 携帯版

↓通常版
ALL IN ONE
エイドリアン ルーム『英国を知る辞典』研究社、1988年

$英語を知るための厳選参考文献案内所-英国を知る辞典

[特にお勧めしたい読者]

大学生、一般

[内容]

タイトルどおり英国についての辞典です。

この辞典の狙いは「英国人の生活や制度・慣習についてできるだけ多くの面を取り上げ、常に現代的視点に立って記述すること」と日本語訳版への序にあります。

扱っているものは生活、教育、スポーツ、歴史など様々です。
A~Z順になっているので、簡単に調べられます。

また絵や写真も割りと多いので、視覚的に理解を深められそうです。

今では多少古くなっていますが、英国を知る上で今でも役立つ情報が詰まっていることは間違いないでしょう。

イギリス英語やイギリス好きの方は、手にとって見る価値はあると思います。

現在アマゾンでは、中古でしか手に入らないようです。

[いち押しポイント]

英国についての広い情報量。

↓アマゾンでお買い求めの方
英国を知る辞典
Evelynwaugh Waugh『Decline and Fall: 2500 Headwords (Oxford Bookworms Library)』Oxford University Press、2008.

$英語を知るための厳選参考文献案内所-Decline and fall
(↑この画像は一つ前の版です)

[特にお勧めしたい読者]

大学生

[内容]

Oxford bookworms libraryのstage6(2500 headwords)の作品です。

1920年代のイギリス社会についてのブラックユーモアの話。

ポールというまじめな若い男性が、あるパーティーでの出来事から運悪くオックスフォードを離れざるを得なくなり、違う場所で先生になることに。

その後いろいろなことが...という展開。

stage6ということで単語のレベルも高くなっています。

ほんの後ろのglossaryには説明が載っていますが、たとえば"indecent"、"studious"、"don"、"bursar"など英和辞典で何も印がついていないことばが出てきます。

またこの話では登場人物が多く、本の初めの"people in this story"にまとめられています。それだけ内容が濃いといえるのかも知れません。

単語、文のレベル、内容の濃さから、多読に慣れている人にお勧めの一冊です。


[いち押しポイント]

stage6の内容度

↓アマゾンでお買い求めの方
Decline and Fall: 2500 Headwords (Oxford Bookworms Library)
Robert Louis Stevenson『Jekyll and Hyde: Stage 4 (Oxford Bookworms Library)』Oxford University Press, 2007.

$英語を知るための厳選参考文献案内所-Dr Jekyll and Mr Hyde
(↑この画像は前の版です)

[特にお勧めしたい読者]

高校生、英語再入門の方

[内容]

Oxford bookworms libraryのstage4(1400 headwords)の作品。

ロンドンを舞台に、弁護士のUttersonと医者のJekyllの友人であるLanyonなどの間で不可解な事件が起こる話です。

この「ジキルとハイド」は日本でもよく知られていると思います。英語の"Jekyll and Hyde"で「二重人格者」を表すように、人間の持っている善と悪の二つの面がこの作品のポイントとなります。

全体的にUttersonが事件を追っていく展開で、ミステリー的な内容でどんどん読み続けたくなります。

中にはいくつか絵があるので、残忍なシーンなどは絵からも内容がよく分かります。

全部で約70ページ位の長さなので、少し多読に慣れた方にお勧めです。


[いち押しポイント]

先を読みたくなる点。

↓アマゾンでお買い求めの方
Jekyll and Hyde: Stage 4 (Oxford Bookworms Library)