Tim Vicary『The Elephant Man: 400 Headwords (Oxford Bookworms Library)』Oxford University Press, 2007.

$英語を知るための厳選参考文献案内所-the elephant man
(↑この画像は一つ前の版です)

[特にお勧めしたい読者]

高校生、英語再入門の方

[内容]

Oxford bookworms libraryのstage1(400 headwords)の作品です。

the elephant manとは、醜い顔をした男の話です。実際にあった話で、映画にもなったみたいです。

醜い外見から人に笑われてしまう彼ですが、ひょんなことから人生が変わっていきます。

外見で人を笑う心無い人もいれば、外見を気にしない心のある人も世の中にいることがこの話からわかります。

英語はstage1なので読みやすく、わかりやすいものとなっています。

なので多読を始めたい人にお勧めしたい一冊です。

[いち押しポイント]

わかりやすい英語と内容。

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The Elephant Man: 400 Headwords (Oxford Bookworms Library)
実は前回紹介した本で、「英語を知るための厳選参考文献案内所」で紹介した本が100冊になりました。

自分ではもうそんなになったのかという気がします。しかし何とか定期的にupしてきたのは大変でした...。

あまりぺタをつけていないこともあって、本ブログを訪れてくれる人の中には、英語の本を探して迷ってたどり着く人もいるみたいです。でもそんな人に手にとってもらいたい本を紹介してきたと思っています。

「厳選」とブログ名につけましたが、当初はいわゆる選びに選んだものをあげましたが、そのうち紹介する本が少なくなり、今では選びに選んだというより、実際に手元にあり読んだ本という意味で「厳選」ということばを理解してもらえればと思います。

小さいながらも写真を上げているのがその証拠です。

したがって紹介した本についての質問があれば受け付けます。

これまでの100冊から、学校で習ってきた英語よりも深く英語ということばを知ることができると思っています。本ブログの構想としては、一通り建物は建てられたと考えています。

なのでこれから定期的にupすることは予定していません。手元に紹介する本がなくなってきたことも一つの理由としてあげられます。

専門書や洋書などをあげれば、定期的にある程度続きますが、恐らく読者の方はそのようなレベルのものは求めていないと思うので、紹介できるお勧めの本が見つかったらそれをupしていきます。

本館の「英語の世界観」の方は今までどおりupしますので、そちらのほうにも飛んでもらえればと思います。

これからは不定期になりますが、「英語を知るための厳選参考文献案内所」をよろしくです。
岩崎春雄他(編)『現代人のための英語の常識百科』研究社、1987年

$英語を知るための厳選参考文献案内所-英語の常識百科

[特にお勧めしたい読者]

大学生、大学院生、社会人、(英語再入門の方)

[内容]

本書は日本人が英語についてこれだけは知っておいたほうがいいというものをまとめたものです。

「これだけは」とは言え、百科だけあって約800ページのボリュームがあります。目次の章だけあげておきます。

・英語の特性に関する基礎知識
・日本人と英語
・日常生活の中の英語の常識
・マスコミ・レジャー等の英語
・英語辞書の常識
・書く英語の常識

本書は1987年出版と多少古いですが、今でも英語を理解するのにたくさんの情報が得られるでしょう。特に具体的な生活場面における英語表現の問題に重点を置いているのが特徴です。

英語の歴史、文化、挨拶、歌、決まり文句、広告、スポーツ、ゲーム、辞書、書き方など幅広く扱っているので、英語を勉強している方は本書一冊を持っていてもいいと思います。

本ブログでは色々と紹介してきましたが、その中でも本書は英語を知るための文献として一押しの一冊です。

[いち押しポイント]

多くの情報量が詰まっている点。

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現代人のための英語の常識百科
アト・ド・フリース(山下 主一郎他訳)『イメージ・シンボル事典』大修館書店、1984年

$英語を知るための厳選参考文献案内所-イメージシンボル事典

[特にお勧めしたい読者]

大学院生、一般

[内容]

その名のとおりイメージとシンボルについての事典です。

英米に限らず、ギリシア・ローマの古典、キリスト教、エジプト神話、北欧神話などが含まれていて、欧米の文化、イメージを知るのには持って来いの一冊です。

あることばから連想するイメージは日本とは異なることが多いので、日本的に読み取っていると誤解が生じたり、本来の意味合いが汲み取れないことがあります。

文学でも絵画でも映画でも、それぞれに含まれているイメージとシンボルを読み解くことができれば、欧米について、更に英語についての理解が深まると考えられます。

図版も470点と多いので視覚的にも楽しめると思います。

難点は少し高価なことです。研究者向きのもので大学院生でも本事典を持っている人は多くないと思いますが、文化的な面やイメージに興味がある人には多くの情報を与えてくれるでしょう。

[いち押しポイント]

イメージとシンボルが分かる点。

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イメージ・シンボル事典
Longman Pocket Phrasal Verbs Dictionary (LPD)』Longman, 2005.

$英語を知るための厳選参考文献案内所-longman pocket phrasal verbs

[特にお勧めしたい読者]

大学生、一般、英語再入門の方

[内容]

ロングマンのphrasal verbs(句動詞)についてのポケットサイズの辞典です。

句動詞は、動詞+前置詞もしくは副詞のかたまりで、これを多く覚えることによって会話などで使える表現が増えると考えられます。難しい単語を覚えるより簡単な単語の組み合わせ、例えば"descend"を使わずに"go down"という句動詞を使えると英会話で役立つでしょう。

ネイティブはこのような基本的な単語の組み合わせで多く会話をしているので、難しめのことばより句動詞を覚えることが大切です。

本書は3000以上のphrasal verbsが収められています。定義はもちろんロングマンの分かりやすいもので、英語学習に適しています。イラストもあり例文もしっかりあげられているので使い方も学べます。

ポケットシリーズは何よりもコンパクトなので、持ち歩いて電車を待っている時間などちょっとした時に読める点が強みだと思います。

句動詞やポケットサイズに興味がある方はぜひチェックしてみてください。

[いち押しポイント]

コンパクト&リーズナブルな点。

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Longman Pocket Phrasal Verbs Dictionary (LPD)