Hello!

How are you?

The rain from yesterday has changed to sleet, and it is really cold for late March in around Kanto.

昨日からの雨がみぞれに変わり、三月後半にしては冷える関東です。

いかがお過ごしでしょうか?

 

レッスンや、子どもの学校行事などでブログの更新が滞ってました。

それから、3月17日に予定していた春の英語の会は、直前にお仕事等でキャンセルが続き

今回延期にさせていただきました。

また、5月頃にあらためて開催を考えております。

 

さて、スクールで去年よりやっている英語の本/洋書と洋楽CDの貸し出しも、生徒さんの間ですっかり板に付いてきてありがたい限りです。

洋書を進めるスピードも、中級コース以上では少しずつ速くなってきて、どんな本を入手するか・置いておくかを考えるのは私の楽しみでもあり。

できれば毎日数分、3日に一回でもいいので、声に出して朗読してみてくださいねとお伝えしています。

 

私はというと最近、ノーベル文学賞で一躍世界的に有名になったカズオ・イシグロ氏の一冊を、暇があれば読んでいます。

大分前に購入したものの、積ん読になってて・・・ 海外のペーパーブック(原書文庫)は字が小さめなので、黙って読むより声に出したほうが頭に入ってくるんですよね。

 

 

映画がとても心揺さぶられたので、原書を読んでみたくなり。 日本で生まれ、英国で育ったという著者の“随所に日本的なセンスも感じられる”文章が独特で、きれいです。

確か声に出して読みたい日本語という本があったと思いますが、こちらは「声に出して読みたい英語」になります。

 

My name is Kathy H.  I'm thirty-one years old, and I've been a carer now for over eleven years.  That sounds long enough, I know, but actually they want me to go on for another eight months, until the end of this year.  That'll make it almost exactly twelve years.  Now I know my being a carer so long isn't necessarily because they think I'm fantastic at what I do.

(from Never Let Me Go, by Kazuo Ishiguro)

 

単語はそれほど難しくはないんですが「こういう言い回しをするのか」とか、どちらかというと純・欧米人作家が書いたものよりも繊細でaccurate ち密な印象があって、もしかしたら(古き良き)日本の何かを持ち続けている人かなと思いました。

日系人の方や、物心つくまで日本に居た方の中には、“その頃の日本”をいい意味で封じ込めたまま大人になってる人がいらっしゃり。なので幼少期の感覚、感受性ってあなどれないなあと。

 

読んできれいな英語、これからも時々ご紹介していきますね。