好景気は健康にいいのか悪いのか? | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

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ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします


一般には失業は心のトラウマになるし健康にもよくないし子供にも悪影響を与えるとされる。不況になれば失業は増えるし経済的に行き詰る人も増える。が、こんな研究もあるらしい。

Is this recession good for your health?


不景気は健康にいいのか?

以下の4つが理由らしい。

  1. Opportunity cost of time: In economic upturns leisure time decreases and health improving behaviours such as exercise decrease. Thus, in an economic downturn, since our time is less precious we have more time to engage in time-intensive and health-promoting activities. We could even visit the doctor more.
  2. Health as an input to production: The production of goods and services requires healthy people. But this production may be hazardous or stress-inducing. Furthermore, some of the most hazardous sectors, such as construction, are the most affected by economic downturns.
  3. External sources of death: Less time spent commuting means less time on the road and so fewer vehicular accidents. We may also see less drink driving, which is more common in economic upturns.
  4. Income effect: Our consumption of alcohol and tobacco as well as other goods that damage our health may decline.


1。時間の機会費用
好況時には余暇の時間が増えて健康を増進するための活動を行う時間が減る。不況時はその逆で医者に行く時間も増える。

2.生産要素としての健康
財とサービスの生産には健康な人間がいる。しかし生産活動は健康にとって良くない影響を及ぼす。その上にもっとも不健康な職業の一つの建設業はもっとも好不況の波を受ける。

3.外的な死亡の原因
短い通勤時間は短い時間、道路にいることを意味するのでより事故にあう可能性が減る。経済が好調な時ほど飲酒運転は増える

4.所得効果
アルコールとたばこの消費量は所得の影響を受ける。


ということらしい。まあ、悪い話はいくらでもあるだろうから、こういった不景気のいい面もある・・・。という程度の話ととらえるのがいいかもしれない。ただし、紹介したブログ内では失業が多いほど死亡率が少ないという相関関係を表したグラフも紹介されているが・・・。実は好景気は健康に悪いのだろうか?それでも人間は好景気が好きなのだろうか?太く短くいきたいからか…。なかなか面白い話だと個人的には思った。