幼少期の不幸は・・・ | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします


今日はいつも紹介するStumbling and Mumblingから

Childhood's legacy

An unhappy childhood has long-lasting adverse effects. A new paper by Nattavudh Powdthavee shows that people who reported a high fear of being bullied between the ages of 11 and 15 not only have lower happiness, lower incomes and worse health in adulthood, but also suffer more if they become unemployed. They are less resilient to adverse events.

不幸な少年時代はその後の人生に長くマイナスの影響を及ぼす。Nattavudh Powdthaveによる新しい研究は11歳から15歳までイジメにあっていた子供は成人した後もより幸福感を得られないだけでなく所得や健康面でも悪影響を受ける。


ま、最近は日本でも議論になる話。このブログの著者はだから再分配政策は正当化されるのだと説く。

もちろん、この記事内でも紹介されているが、父親の失業状態が長かった子供は将来所得が低くなったり、当然ながら早生まれの子供は不利だったり・・・。

人生には色んな運・不運があるのは誰もが認めるところである。

もちろん、どうしても克服できないハンディキャップを背負ってしまう子供たちも存在するのは事実である。理想的にはそういった人たちに対して行政府ではなく民間のボランティア活動などにおいて社会福祉が提供されるべきであるのは言うまでもない


が、現実的にはいろんな政治的なしがらみを考えればそれは無理だろう。

一方で人間にとっての不運とはいろんなところからやってくる。あなたは○○という不幸があったから年間○○円の所得が保証されます。あなたはAとBという人生における有利な点があったので年間○○円余分に税金を払わないといけません。と政府が的確に判定することなど不可能であることは言うまでもないことだ。

だが、実際にはそれに近いことを政府はやろうとしている。いろんな理由ごとに給付額を定め給付金や税額控除を提供している。キメの細かい行政サービスとでも思っているのだろうか。そのせいで膨大な事務コストが発生しているし、生活保護のように不正に対する監視の目も行き届かなくなる。そして、ちょっとでも不幸や不運があれば市民団体や人権団体が商売のネタにして不幸な人に金を配れと騒ぎ立てる。

もっと言えば、お金があっても不幸な人もあるし、お金がなくても幸福な人もいる。40代の男性は一番不幸だし、女性は平均すれば男性よりも幸福感を持って人生を生きる。男性の一番幸福な瞬間は一度目の離婚のときらしい・・・。笑

要はお金だけを基準に考えることは不可能だし、人間の価値観は様々だということだ。

だから、冷たく言えば人間は自分の力で幸福を勝ち取っていくしかない。

だが、もちろん世の中にはどうしても不幸というものが存在する。それをみんなで助け合っていかないといけないのは事実である。現実としてすべてを民間の自発的な活動にゆだねることもすべて家族でなんとかしなさいというのも(政治的な意味で)不可能だから、やはり政府がなんらかの手助けをしないといけない。

であるならば、いつも言うようにイチイチ理由を定めてお金を配る(控除をするという)非効率なやり方ではなくて年金その他もすべて一元化したベーシックインカムや負の所得税のほうがマシだということになるのではないだろうか?


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