ユーロ2012、あるいはオリンピック、ワールドカップに思ふ | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします


今月はサッカー好きの人にとってはとても忙しく寝不足な一ヶ月だろう。

ユーロ2012にワールドカップ予選。そして、ロンドン・オリンピックも近いからだ。

思えばロンドンに行って最初に迎えた夏がユーロの夏だった。本当は6月はロンドンにとって一番いい季節。気温が25度くらいまで上がる日もあり、外は10時くらいまで明るい。パブの外で飲むビールが最高にうまい季節だが、僕はそそくさと家に帰って毎試合チェックしていた。

それほどサッカーが好きというわけでもないが、新しい土地に住んだばかりで友達が少なかったのとやっぱりユーロというものをはじめて生で徹底的に見れる喜びの両方からだったのかもしれない。6月のロンドンの日は長い。10時くらいまで外は明るい。ビールを飲みながら試合を見てうとうとねていると近くのパブから大声で騒ぐ声で起こされることもあった。時間を見ると9時とかだが外はまだ明るく不思議に思ったのを覚えている。

さすがに今回は生で見ようとは思わない。夜中に起きて見るほどは気合がないからだ。

が、もし東京の夜の時間に試合がやっていたらどうだろう?と想像してみた。たぶん、なるべく多くの試合を見ようと僕はするかもしれない。

その結果、本を読んだりブログを更新したりという時間はなくなるだろう。帰ってから仕事のことを色々と考える時間も減るはずだ。多分、リラックスにはいいだろう。ビールでも飲みながら観戦、あるいはどこかのパブで観戦とかもするだろうから消費にもいいだろう。

でも、それだけの話だ。

ここから何か自分にとって生まれるだろうか?たぶん生まれない。将来に何かが生まれるとは思えない。もちろん、多少の消費には貢献するだろう。が、その消費が世の中をよりよい方向に変えるだろうか?答えはノーだろう。

今、ユーロは夜中しかやっていない。僕は観戦したい気持ちを抑えて本を読みブログを書き...etc その他いつもどおりに坦々としかし将来につなげるべく活動している。

このことは自分にとっては大きなプラスなはずだ。そして、そういう人が世の中に多ければ、今の努力からより革新的なサービスや技術革新が生まれるかもしれない。あるいは、今消費されなかったマネーがより低い金利で(今の先進国は金利が低すぎてこういうことは起こらないだろうが。。。)貸し出されたり投資されることで経済も将来的には活発化するだろう。

よく、日本などではスポーツイベントの経済効果ということが語られる。それは意味がないことだとは思わない。より多くの人が興味を持つスポーツイベントを行い、上手く売り出すことは人間をより楽しませるということで世の中に貢献しているはずだ。

けれども、スポーツイベントによって消費が増えることがいいことだとは上述のように考えれば必ずしもいいことではない。今問題になっている南欧の国などではいかに人々に試合を見させずに働かせるかを考えているはずだ。日本では少しでもスポーツイベントで消費に弾みがつけば・・・などと言っている一方でである。

経済学のエッセンスがここにある。今の消費をひたすら善とするのはやはり間違えているということがわかるはずだ。今の地道な努力・貯蓄こそが人間をより快適な生活へと結びつけるのである。何も禁欲生活をススメているのではないし自分は別に特に禁欲的な人間でもない。が、今の消費が増えればみんながハッピーになれるというのはこうやってシンプルに考えれば大間違いであることが容易にわかるはずである。


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