オシム 勝つ日本 (文春文庫)
香川のドルトムントからの移籍が決定的になった。行く先はマンチェスターユナイテッドが有力らしい。
今更オシムでもないだろうと思う人も多いだろう。
でも、僕は彼のサッカーに対する考え方が好きだ。
考えることやプロフェッショナルとしてサッカーに打ち込むことを多いに主張する。
人間誰しも考えずに惰性で日々をすごすことは多い。また、仕事や大切なことに支障が出ると思ってもいろんな欲や怠惰な自分に負けることも多い。プロフェッショナルとは何かを彼はいつも教えてくれる。
近代的なサッカーとは何か？そして観客を惹きつけるためには守備的なサッカー・相手の長所を消すことに重きを置いたサッカーではなくスペクタクルで攻撃的なサッカーを行わなければならないと説く。テクニックを持った一流のプレーヤーにも走ることを求める。そして、今や世界で活躍している多くの選手がそういった選手である。
サッカーの現場から離れてだいぶ時間がたったからだろうか。日本の選手たちを実名をずいぶんと出して評価しているのが本書の特徴だ。オシムの好きなタイプの選手が非常によくわかって面白い。また香川や本田のことをどう見ているかもよく分かって非常に面白い。
まあ、こんな感じで、今更。。？という人も居るだろうがやっぱり僕はオシムが好きなのである。
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