スーパーカブのリアキャリアはメッキです。
これが結構錆びるんですよ。
カブのパーツってあちこちクロームメッキされてるので、そこが錆びるとボロく感じますし、綺麗に輝いているだけで良いバイクだと言う印象になります。
リアキャリアは普通に純正部品が入手できるので、それに買い替えってのもありだと思う。
外したものを軽く磨いて綺麗にし、オークションに出すとかもいいだろう。
と言ってもモノを大事にしたいので、今回は磨いて使うことにします。
取り合えずメッキの錆び落としとして一番無難なのは真鍮ブラシでしょう。
しかし、分厚い錆びの塊には歯が立ちません💦
こういう時は電ドルに付けるのが吉。
でも全部は落ちない・・・
いろいろネットとか見てると気になるのはメッキングとサビトリキングですよね?
メッキを綺麗にするにはこれが一番かもしれません。
ただ、安くはないです。
そして、サビトリキングは結構時間も掛けないと綺麗になりません。
そして至った結論は・・・
カブのキャリアにここまでやる必要はない!ってことです。
今でも新品が入手可能みたいですし、社外品も安く手に入るので、希少価値がある車種でもない限り、ここまでやる必要はないでしょう。
お高いバイクや旧車のレストアに使うべきケミカルだと思います。
これならサンポールで大きな錆びを落として、ボンスターで磨く方が簡単に綺麗になるかもしれません。
ただ、このキャリアの錆が深くて盛り上がり過ぎてるのだと思います。
表面にうっすらと乗った錆びには非常に効果的だと思います。
しかし、サンポールはメッキまで傷めるのであまり好きではありません。
そこで登場するのがこれ
アルミホイールの鉄粉取りです。
こいつはチオグリコール酸アンモニウムが主成分です。
チオグリコール酸は酸性、アンモニアはアルカリ性・・・ってことは中性じゃないですか?
実は危険性を低くする為に中和して、錆びを中和させる力を持たせた状態にしてるようです。
鉄粉取りの溶剤として使われますが、実際には鉄ではなく、酸化鉄に反応させて、除去しやすくする働きがあるのですが、人体にとっても影響がある物質だと認識しておく方がいいです。
衛生管理者の立場から言うと、厚労省からも対象物質にしていされているので、取り扱いには十分注意が必要だと言うことです。
車やバイクを弄る程度の使用であれば慢性的な障害というのはほぼないでしょうから、目や口に入らないことが一番ですが、目や口に入った場合は水で洗い流したりしますよね?
それよりも私は手に付着することに注意をして頂きたいです。
人間って、ちょっとなら大丈夫だろうって心理が働き、素手で作業する人が多いです。
私が使用したブレーキクリーナーは中性タイプでしたが、それなりに皮膚への影響もあります。
短時間ならそこまで影響は出ませんが、作業後も手洗いをきちんとしていないと、長時間溶剤に触れていることになり、結果として皮膚障害を起こすことになります。
こういう作業は保護手袋を着用するように心がけて頂きたい。
ってことで、まずは手袋を付けます。
作業としては簡単で、これをスプレーし、ブラッシングします。
錆びと反応すると紫色に変化するので非常に分かりやすいです。
錆が酷い部分だと、分解された錆び黒や茶色の汁となって流れて行きます。
何度もスプレーしながら擦ってやるとかなり取れます。
私は途中で断念しましたが、頑張れば錆びを根絶できるかも。
長期的に放置するとメッキを傷めるので良くないですが、この溶剤も乾燥してくるので途中で水洗いしてウエスで拭き上げてみるとウエスが錆で茶色になります。
磨きまくってたのがアホらしくなるくらいです。
勿論これがベストなやり方とは言いませんが、安いパーツならこういう方法でもいいのではないでしょうか?
参考にされる方は自己責任でお願いしますね💧
これがBefore
そしてAfter
点錆びの穴は塞げませんが、メッキ表面に浸食していた錆びはかなり落ちました。
労力を考えると新品とか社外品買った方がいいかもしれませんね💦
今回のカブプチレストアの錆び取りはブレーキクリーナーをメインで使ってみたいと思います。
これが後から問題を起こす可能性もあるのですが、やってみる価値はありそうですね。
ただ、カブのキャリアって社外品が安くて売られているので、錆び取りに使うアイテムと労力を考えると買った方が良い場合もあるでしょう。