前回に引き続き、レッツ5のバーハン化に伴うヘッドライトについてです。
レッツ5に限らず、バイクのヘッドライトには大きな違いがあります。
車やバイクの事を知っていくと、電源がDC12Vと言うのが基本として認識されていると思います。
勿論、トラックがDC24Vだったり、古いバイクは6Vだったりする訳ですが、一般的にはDC12Vが多いです。
DCとは『Direct Current』の略で、日本語では直流と呼ばれます。
乾電池やバッテリーの電源です。
もう一つ家庭用の電気などで使われているAC『Active Current』と呼ばれる交流が存在します。
知らない方の為に簡単に説明すると、直流はプラスとマイナスの電気が一定に流れています。
交流はプラスとマイナスが交互に入れ替わります。
みなさんの苦手な分野ではないでしょうか?電気ってかなりマニアックな世界ですからね。
何故こんな話をしたかと言うと、バイクのヘッドライトの電源がDC12Vじゃないモノが存在するからです。
どう言うことか?ヘッドライトなどの一部の電源のみAC12Vが供給されているからです。
交流の電源が供給されても、純正で使われている電球は普通に点灯してます。
しかし、LEDには使えないんです。
ご存知の方はスルーして頂けばいいのですが、LEDとはダイオードの一種で、ダイオードは半導体です。
半導体には極性があり、プラスとマイナスの電極が決まっています。
その為、一定方向から電流が流れる直流にのみ対応しているのです。
もし、交流電源にLEDを繋ぐと、高速で点滅するか、点灯しないか、壊れるかです。
それに対応させているLEDの電球は市販かされています。
もし単純にLED化させようと思っている人がいるなら、こちらから探せます。
では、本題に戻りましょう。
今回用意したLEDは直流専用のモノです。
そのまま、交流電源に繋ぐことは出来ません。ではどうするのか?
単純に考えれば、DC12Vの電源が有ればいいって事です。
一番簡単な方法はバッテリーから電気を供給するようにしてやれば点きます。
が、これは禁じ手です。
理由は、バッテリーに供給している直流の電気の量に対して、ヘッドライトで使う電気の消費量が多いから、バッテリーが上がったり、ヒューズが飛んだりします。
供給より消費が多いとバッテリーが空になってしまいますよね。
他の方法を考えましょう。
では、交流電源を直流電源に変換してやればいいのです。
そんなのどうやるの?って思われるでしょうが、バッテリーに供給している直流は、発電された時は交流です。
それを整流して直流にしているだけです。
整流回路を組んでも良かったのですが、面倒臭いのでYahoo!ショッピングで検索してみました。
こんなのを見付けた。
お値段は1,900円とそこそこのお値段ですが、背に腹は代えられないのでご購入です。
これで電源の問題はクリア出来そうです。