人に何かを伝えるのは、とかく難しい。
仕事でもプライベートでも、そう思う機会が、何と多いことか。
こういうふうに仕事をしたい、こういうふうに仕事を進めたい、と思って、その思いを伝えても、
自分の意図通りに伝わることは、なかなかない。
自分が良かれと思って実施したことも、誰かにとっては不愉快な結果になってしまうこともある。
私達人類は、進化の過程で、複雑な言語や文字を手に入れた。他の動物は持ち得ない便利なものである。
その便利であるはずの言語や文字が、ときに人を幸せにすることもあれば、不幸にしてしまうこともある。
便利さを求めて、人類は日々、生産活動を続けている。けれど人は、その便利さに、しばしば息苦しさを感じるのである。
何故そう感じるのか。
私達が普段感じる息苦しさは、技術的な息苦しさだけでは決してない。それ以外の息苦しさが大半を占めると思う。
その、技術的に解決出来ない息苦しさの解決策を見つけられたとき、本当の意味で、人類は進化した、と、言えるのかもしれない。