F1ドライバーのジェンソン・バトンがあの高額車、ブガッティ・ヴェイロンを売ったそうです。一億と六千万円くらいのプライスリストでヨーロッパの中古車屋さんにディスプレイされているとか?
さて、そのブガッティ。昔の昔からずっと高い車ばかり作っていました。例えば、VWグループも所持している「T41ロワイヤル」という16気筒モデル(一万二千CC!!)は10~20億円ほど現在します。この車のエンジンは戦前に完成したフランス国鉄の列車にも使われたんですよ。大体のモデルが「Txx」という、Tを頭文字にしていたのがその昔のブガッティのモデル明記法です。確かT54だか、T64だか、その辺りの一般大衆向け試作車を最後にこのネーミングは終わっています。創業者であるエットーレ・ブガッティさんが一線を引いたためです。
その後、ブガッティはしばらくエンジンやホイールを作るメーカーとして細々と生き残ります。87年にお金持ちのイタリア人が商標権を取得して、EB110というスーパーカーを登場させます。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/68/Bugatti_EB110_GT.jpg
これです。カウンタックでおなじみのデザイナー、マルチェロ・ガンディーニ設計の車です。実は、この車のエンジンはいすず自動車がバブル期に設計した3.5リッターV12エンジン(つまりF1用)を流用したようです。まぁそれに4つもターボをつけて当時最速を誇ったわけなのですが。値段も超弩級で日本では最高グレードが約7000万円で売られたようです。何台売れたかは知りませんが・・・
ちなみに、正確に言えば大本のブガッティ社は今でもサフラングループという会社の傘下であり、車を作っているブガッティ社は本流とは言えないことになります。
で、その車のほうのブガッティ社。95年に一旦破綻した後、98年に商標権を奪取(?)したVWグループが07年に現在のブガッティ・ヴェイロンを発売。407km出すことが出来る二億円の車ですね。このヴェイロンが出る前にこんな車がありました。
http://www.1999.co.jp/item_cart.asp?It_c=10053830
うーん・・・これまたどっかで見たことあるような形じゃありません?
・・・はい、ジャガー・ケンジントンつながりです。これもイタル・デザインが作った「EB218」というジウジアーロ作品なんです。実はこの前にも90年くらいに生産化はされなかったものの「EB112」というそっくりさんをジウジアーロ氏は作っているので、結局「どうしてもこれ作りたい」形だったのでしょう。Cピラー付近がラウンドした形がどうもお好きなんですね。ちなみに、EB218、なんとこれ18気筒の550psという絶対市販化無理と思えるものでした(中身は初代アウディA8を大改造したもの)。
というわけで、あきらめられないジウジアーロ氏の贅沢カッコイイセダンを紹介しました。


