えんげきハウスのまこちんです。
夏は演劇教育、ドラマ教育、アクティブ・ラーニングの学びの場があちらこちらであります。
僕もこの夏は、演劇教育連盟(以降、「演教連」)主催の「第65回 全国演劇教育研究集会」
と
獲得型教育研究会(以降、「獲得研」)主催の「第11回 夏のセミナー」に参加してきました
会の雰囲気や、参加者の色みたいなものに、それぞれの特徴があり、面白かったです。
又、それぞれに得る物がありました
その中から演教連委員長、正嘉昭 さんのお話しがとても共感できたので、ご紹介したいと思います。
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【最近の子ども達の特徴として、「キャラを作る」「(関係を)遮断する」というのがあります。それは子ども達の防衛行為です。
何からの防衛か
それは、間違いに対する恐怖心からの防衛なのです。
どうやって、解決するか
「遊び」です。
遊ぶ事で安心と安全を子ども達に与えるのです。
そして、「間違いを恐れない声掛け」をするのです。】
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これは正にえんげきハウスの“自己解放”でやっている事
又課題も仰っていました。
【アクティブは出来てきたんです。ただ、そこからの「自由な学び」「深い学び」という所は難しいというのが現状です。】
これに関して、僕自身も“えんげきEC”を通して思う事や考える事があります。
それは、子ども達が、「アクティブ」=「遊ぶ」意識から「振り返って、アクティブを思い返す」という意識に移行する所に一つの壁があるという事です。
そして、その壁を破るためには…ファシリテーターや先生自身に、
子ども達との対話力。
即興力。
そして何よりも、
常に自分ではなく子ども達に眼を向け考える思考力。
この3つが必要だという事です。
それが無いと、スムーズに子ども達の意識を移行させる事が出来ないのです。
そして、これらの力は現場を経験していかないと培われないし、ファシリテーターや先生自身がそこに気づかないと、いつまでたっても、アクティブ・ラーニングは成立せず、
「ただアクティブしただけ」
もしくは
「用意していた学びポイントを押し付けただけ」
の事になってしまうのです。
つまり、ファシリテーターや先生の質が大きく関わってくるという事なのです。
しかし日本の教育現場では、多くの人がその様な学びの経験がありません
又、子ども達もその様な学びに慣れていないのです
だから、「アクティブ」と「学び」がブツ切りになってしまうのです
残念ながら、僕もそう言う時があります
それでも僕が一番大事にしているのは、
どんな時でも形式化する事なく新鮮に子ども達と向き合って、模索しても、その場でのベストな学びを提供していくという心構えです
教員の中には、今までとは違う流れで恐怖を覚える方もいるでしょう。
いや、ずっと前からアクティブ・ラーニングをやってきたよ。という方もいらっしゃるでしょう。
様々な思いを持った方がいると思うのですが…
この「教育現場の大改革」から眼を背けず、又現状に満足せず、「子育て」という未来の人材育成に関わって欲しいと願います。
今回、獲得研でバリバリ教育現場真っ只中という感じの方が多くいらっしゃり、多種多様な考えがあったので、僕自身も子を持つ親として、この様な想いを抱いた次第です。
「教育現場の大改革」に関しては日本大学文理学部教育学科の渡部 淳先生もお話しをされていました。
又、僕自身も、えんげきハウスで「子育て」という人材育成に大きく深く大胆に関わっていきたいと考えています。
「子ども達により良い未来を!!」えんげきハウスは邁進していきます!!