(本会理事 久保田邦明からのレポート)
ここ数年、この発表会の審査員を拝命させていただいている。本年は、小野川晶氏(おのがわあき 虚構の劇団所属。女優)とともに、2日間、計13校の作品を観劇させていただいた。
公立の中学校の演劇発表会においては、各学校が所属する区や市から、概ね1校のみが都の発表会に出場出来る。この発表会では、都内の私立中学校が一定の基準はあるものの、どの学校でも出場可能なのだ。つまり全都の中学校の演劇部が、一堂に会して発表しているわけである。しかも今回で46回なのだから、半世紀近く継続していることになる。
今回審査員として、観劇して感じたことを、簡単だが下記に述べさせていただく。
1 初出場校が3校。⇒今後も参加し続けてほしい。
2 男子校の参加が4校。⇒全体の1/4。もはや「少数派」ではない。
3 インターネット脚本上演が6校。⇒考え方は分れるが、昨今の潮流として「認知」されたというべきか。
末筆ながら、この発表会開催にあたり、並々ならぬご尽力を賜った本発表会実行委員会と、会場校である日本大学第二高等学校・中学校の諸先生方に、心より謝意を表します。
頓首拝礼
久保田邦明
(東京都練馬区立上石神井中学校外部指導員、
東京都高等学校演劇連盟元事務局長)