アメリカでほとんどが失われたと言われている、在来種ばかりの昔の草原(プレーリー)作りを3年計画で実行中です。

 

7月はプレーリーに新しい花が咲き、嬉しい限りです。

 

これはきっとWild Bergamot(日本名:ヤグルマハッカ)。

 

 

これはBlue Vervain(日本語名:ブルーバーベイン)かな? 

 

他より一段と背が高いこちらは、Early Sunflower(日本語名:ヘリオプシス・ヘリアントイデス、ヒマワリモドキ)でしょうか。

 

そして…草原にしている場所のちょうど境界線に、こんな巨大な植物が2本育ちましたガーン  高さ160cmはあります。

 

昨年は花も咲かず背が低い状態だったので気にせずそのままにしていました。もしかしたら草原用の種ミックスに入っていた種から育った在来種かもしれないし、という期待もありました。今月に入って花が咲き、2年越しでようやくその謎に満ちた正体が判明しました。

 

Common Mullein (Verbascum thapsus) 日本語名:ビロードモウズイカ

 

ヨーロッパ原産。

 

ここ北米では外来植物ではありますが、繁殖力は強くはなく、すぐに他の植物に負けるので、全然迷惑植物ではないらしい爆  笑 でもちょっと見た目が好みじゃないし、このプレーリーにしている区間は在来種だけを育てたいので抜きました。

 

なんと、私がよく利用する種ショップBaker Creekさんで種も売っていました。こんなのをわざわざ栽培する人がいるのかと驚きましたが、写真で見ると少し違って見えるので、きっとCommon Mulleinにも異なる種類があるのでしょう。

 

ビロードモウズイカは、昔から肺の苦しさ、痰、咳によく効く薬用ハーブとして使われているそうです。せっかくなので、花と葉を少し取っておきました。乾燥させて、風邪の季節に使ってみようと思います。

 

 

名前にビロードがつくのは葉に細かい毛羽が密集しているからということですが、洗ってみたらまるでスポンジのように水を吸い、絞ることができ驚きました。下の方の葉はかなり大きく、上に行くほど小さくなります。

 

初期のヨーロッパからの移民やネイティブアメリカンたちは、このふわふわの葉を履き物の中に入れて温めたり、履き心地よくしていたらしいです。古代ローマ人はドライフラワーにして、牛脂に浸して、たいまつとして使っていたとか。ヴィクトリア期には女性たちがこの葉で頬を擦り、少し炎症させてチーク代わりにしていたとか、その歴史も興味深いですニコニコ