息子たち二人がまだ幼かった頃、モンテッソーリ教育に感銘を受けた私たち夫婦は、子供達をずっとモンテッソーリ教育で育ててきました。息子たちは二人とも、日本にはまだほとんどない、モンテッソーリ小学校、中学校まで通い、その後、公立の高校へと進学しました。私自身、何かモンテッソーリ教育に関わる仕事がしたいと思い、モンテッソーリ教具を日本のモンテッソーリ幼稚園や保育園、子供の家の先生方に販売するショップ「モンテママのたからもの」をオープンしたのはもう15年前になります。
子供達自身の「自分でやってみたい」という気持ちを大切に、心ゆくまで取り組ませてくれて、「一人で出来た！」という達成感を何度も何度も繰り返し経験させてもらえました。
次男がモンテッソーリ中学を卒業してから2年が経ちますが、時々立ち寄ったりしてお世話になった先生方と近況を伝え合ったりしています。
モンテッソーリ教育では、農場での経験をとても大切にします。毎年、泊りがけでファームへ行き、植物を育て、動物のお世話をして、自分たちで育てた野菜で料理し、手作りしたものを地域で販売する体験をしました。マイクロエコノミーと呼ばれるミニビジネスでは、セールスやマーケティング、カスタマーサポートまで子供達自身で自分たちの手でやります。私の畑で出来た大量のひまわりのタネを、生徒たちが収穫にきて、地域に販売し、修学旅行の資金としたこともありました。
我が家の畑のスペースは、３０メートルx８メートルあります。アメリカの田舎なので、畑を拡張しようと思えば今の２０倍以上の広さにも出来ますが、農業用の機械は買うつもりもなく、全て手作業で、私が楽しめる範囲で菜園生活をするにはこの位の大きさが限界だと思っています。でも、少しだけ拡張して、お世話になったモンテッソーリスクールに少しでも恩返しできたらいいな…と考え始めました。
５月１８日。畑の横のスペースに、畑を拡張しました。フェンスはなし。雑草対策で、余っている織布を敷き、パンプキンの種まきをしました。
５週間後の６月２４日の様子↓
モンテッソーリスクールの生徒達に来てもらって栽培を手伝ってもらうか、収穫したものを生徒達に販売してもらい売上金を教育に使ってもらうか、まだ詳細は決めていませんが、ここのスペースは自家消費用ではなく、お世話になったモンテッソーリスクールのためだけのスペースにしたいと思います。
