まだまだユリがたくさん咲いていますが、ここ数日で赤のビーバームが咲き始めました。
ビーバームは、別名ベルガモット。紅茶のアールグレイの香りづけに使われる柑橘類のベルガモットとは全く別のものです。
ビーバームが咲くと、必ずその甘い蜜を吸いに来るのがハミングバードです。
ハミングバードは日本語でハチドリ。とても小さな鳥で、羽ばたく速度がとても早く、一秒間に80回も羽ばたきます。羽ばたきながら空中で静止できるのが特徴です。
うちの花壇のビーバームの蜜を吸いに、今年もやってきました。小さくて一生懸命羽をパタパタさせてとても愛らしい。
ハミングバードの他にも、蝶やミツバチもビーバームに引き寄せられるようにやってきます
ビーバームの花は、観賞用にも良いけれど、ハーブとして色々使い道があります。
ビーバームの葉はハーブティーとして使われます。殺菌作用があり、風邪や熱に効果があります。
今の季節だけはフレッシュハーブティーが飲めますが、冬のためにドライハーブを作っておきます。
フードドライヤー(食品乾燥機)で、一番の低温度設定(華氏95度)で約20時間、パリパリになるまで乾燥させます。フードドライヤーは我が家の買ってよかった家電ランキングNo.1です。
ビーバームは花びらも食べられます。サラダのトッピングにしたり、クッキーに混ぜ込んだりして鮮やかな色とほのかに甘い蜜の味を楽しめます。
昔から薬として使われているオキシメルは、酢とハチミツとハーブ(ローズマリー、セージ、エルダーフラワーなど)を混ぜて作りますが、ビーバームの花や葉が使われることがあるということで、早速作ってみました。酢は常備しているアップルサイダービネガーを使いました。数週間冷蔵庫に置いてビーバームのエキスを出します。
味見してみましたが、ビネガーがとてもキツイので、薄めて使うことになりそうです。消毒効果で喉の痛みなどなど風邪の症状に効くそうなので、我が家の定番の手作りエルダーベリーシロップと併用していこうと思います。
完成した乾燥ビーバームとオキシメル↓