みなさん こんにちは

 

「囁草(ささやきくさ)」とは、山野の荒地に自生する

 

大型多年草「タケニグサ(竹似草)」の別名

 

名前の由来は、秋に熟した果実には種子が大量に入っていることから

 

風で揺れるとかさかさと音が出るため

 

誰かがひそひそ話をしているように聴こえることに因みます

 

日本、東アジア原産のケシ科タケニグサ属の大型多年草

 

本州〜九州の日当たりの良い場所に自生します

 

草丈は100〜200cmと高く伸びます

 

葉は広卵形をしたカシワ葉で、葉縁に切れ込みがあります

 

花期は6月~8月。茎先から大きな円錐花序を伸ばし粟粒状の白花を咲かせます

 

花弁はなく、白い萼片は開花と同時に落ち、糸のようなおしべがたくさん広がります

 

名前の由来は、茎の中が空洞で竹に似ていることに因みます

 

この草と一緒に竹を煮ると竹が柔らかくなることから

 

「竹煮草」という説があるようですが、事実とは反しているよう・・・

 

 

写真は、2021年6月に神代植物公園の植物多様性センターで撮ったもの

 

秋になったら、かさかさと囁く音を聞きに行ってみよう
 

i.s星