みなさん こんにちは

 

きょう、6月21日から二十四節気は「夏至(げし)」に入りました

 

一年でいちばん日が長く、夜が短くなる頃

 

気温が上がり、暑さは日に日に増していきますが

 

日照時間は冬に向かって少しずつ短くなっていきます

 

 

イギリスでは、夏至の日には妖精や精霊が姿を現し

 

太陽の光が差し込む森の中でダンスをする日といわれているのだとか・・・
 

ということで、きょうは妖精つながりでこちらをアップします

 

妖精が釣鐘形の花の中でくつろぐのが好きだと考えられたことから

 

「フェアリーカップ(妖精の杯)」という別名をもつ「カウスリップ」

 

和名を「キバナノクリンザクラ(黄花の九輪桜)」と呼ばれます


 

アフリカ北部、地中海沿岸地方、西アジアなどが原産地のサクラソウ科の多年草

 

草丈は10~20cm。茎は直立し、毛が生えています

 

根際からはへら形の葉が数枚生えます

 

葉には柄があり、縁には不規則な切れ込みがあります

 

葉の表面には皺があり、葉のつけ根は狭くなって柄とつながっています

 

開花時期は4月~6月

 

茎先に総状花序を出し、花径2~3cmの黄色い花を数輪横向きにつけます

 

花冠は先で5裂し、横に平らに開きます。それぞれの裂片の先は浅く2裂します

 

花の真ん中には橙色の斑があります。萼片は白色を帯び、5枚

 

雄しべは5本、雌しべは1本。花には香りがあります


英名「カウスリップ‘cowslip’」の由来は、牧場によく生えていたことに因みます

 

学名からきた「プリムラ・ベリス」の名前でも流通しています

 

花の外見が天国の扉を開ける鍵束に似ていることから

 

「鍵の花」「天国の鍵」「聖母マリアの鍵」と呼ばれることも

 

自然界における再生を告げる花のひとつとして親しまれていたようです


写真は2016年4月に瀬田フラワーランドで撮ったもの
 

i.s星