みなさん こんにちは

 

「敷松葉(しきまつば)」とは、冬の初めに庭に敷く松の枯れ葉のこと

 

冬の間、苔などが雪で痛まないように敷く松葉は

 

植物たちを寒さから守る、まるでふかふかのお布団のよう

 

実用性に加え趣を添えるためにも使われ、俳句では冬の季語

 

 

 

川崎市緑化センターの西門、共用トイレ近くにそびえ立つ「ダイオウショウ(大王松)」

 

北アメリカ東南部が原産地のマツ科の常緑針葉樹

マツの仲間では世界一長い葉を持つことから「大王」と称され

雄大な樹形を観賞するため公園や庭園に植栽されます

 

日本には1912年(大正元年)に渡来したそう

 

別名を「ダイオウマツ」とよばれます
 

 

樹高は30~40m。日本で植栽されているもののの多くは6~8m程度

 

葉の長さは20~30cm。枝先にだらんと垂れ下がります

 

クロマツやアカマツの葉は2本一組ですが

 

ダイオウショウの葉は3本1組の「三葉松(みつばまつ)」

 

「三鈷の松(さんこのまつ)」とも呼ばれ、縁起が良いとされています

 

葉を身につけていると幸運にめぐまれるといいます

 

開花時期は4月~6月。雌雄同株

雌花はその年に伸びた枝先に、雄花は葉脇に咲きます。地味な花でありあまり目立ちません

 

花後にできる球果は、長さ20~30cmの円柱形


 

写真は、2020年12月に川崎市緑化センターで撮ったもの

 

この年、巨大な松ぼっくりが大量発生していました

 

i.s星