みなさん こんにちは
「常世草(とこよぐさ)」とは、古くから日本の暖地に自生している
日本固有の「橘(たちばな)」のこと
古代、黄泉の国や不老不死の国として信じられていた常世の国には
時を選ばずいつまでも香り続ける果実
「非時香果(ときじくのかぐのこのみ)」という不老長寿の霊薬があったといいます
それが「橘」だといいます
12月2日から6日は、「小雪」の末候「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」
橘の木の実が、いよいよ黄色くなってくる頃という意味
橘は初夏に香りのよい白い花を咲かせ
小さな黄色い実はユズのような芳香を放ちます
写真は、2021年12月に神代植物公園で撮ったもの
橘は日本固有の柑橘で常緑であることから「永遠」の象徴とされ
その実や葉、花は文様や家紋などに用いられています
ちなみに、五百円硬貨の数字の両脇にも橘の花がデザインされています
柚子やレモン、みかんが旬を迎え、柑橘系の季節がやってきました
自然のビタミンCをたっぷり摂って、真冬に向けて自己免疫力を上げましょう
i.s