みなさん こんにちは

 

「釜蓋朔日(かまぶたのついたち)」とは、地獄の釜の蓋が開く日のこと

 

旧暦7月1日の異名

 

きょうから旧暦では7月に入りました

 

お盆の月の初めの日

 

地獄の釜の蓋が開き、精霊たちはそれぞれの子孫のもとへ向かう旅を始めます

 

 

そんな「釜蓋朔日」にぴったりの花をアップします

 

葉が地面に張り付くように生えるところから

 

「地獄の釜の蓋(じごくのかまのふた)」という別名をもつ「キランソウ(金瘡小草)」

 

 

日本、朝鮮半島や中国が原産地のシソ科キランソウ属の多年草

 

陽当たりのよい土手や道端などに自生します

 

草丈は3~5cm。地際にロゼット状にへら形の葉をつけます

 

葉色は少し赤みを帯びています


茎につく葉は互生し、長楕円形。葉縁は波状で、裏側は紫色をしています

 

開花時期は3月~5月

 

30cmくらいになる茎を数本横に伸ばし、濃紫色をした唇形の花を咲かせます

 

下唇が発達していて3つに分かれ、上唇は2つに分かれています

 

漢字では「金襴草」、「綺蘭草」とも書きます

 

キというのは紫を表す古語で、ランは藍色のことだとか・・・

別名の「弘法草(コウボウソウ)」は弘法大師が薬用になることを教えたことに因みます

 

 

写真は2015年4月に二子玉川公園内の日本庭園「帰真園(きしんえん)」で撮ったもの
 

ちなみに、設計を手掛けたのは当協会の会長である進士五十八

 

「帰真園」の名前は都市の中に置いて自然に環る(Return of Nature)という

 

想いが込められ命名されました

 

i.s星