みなさん こんにちは
8月もそろそろ終わり・・・
暑さはまだまだ厳しいけれど、朝夕は吹く風に秋の気配を感じられるようになり
草むらからは虫たちの涼しげな音色が聞こえはじめ、秋はもう目前
ということで、きょうは秋を先どってこんな花をアップします
山野の道端で普通に目にする日本のサルビア、「アキノタムラソウ(秋の田村草)」
日本、朝鮮半島、中国が原産地のシソ科アキギリ属の多年草
草丈は20~50cm。茎の断面は四角形。全体に毛が生えています
葉は3出複葉や、3~7枚の小葉からなる奇数羽状複葉だったり、変異が多いといいます
開花時期は7月~11月。名前に「秋」がつきますが、夏にも元気に花をつけます
葉の上部から花穂が立ち上がり、青紫色をした小さな唇形の花を数段輪生させます
花は下のほうから順に咲き上がるので、上のほうは蕾の状態で待機します
1つの段に花は6つくらいつき、日光の来る方向にかたよります
和名は、近縁種の「ナツノタムラソウ(夏の田村草)」との対比でつけられたもの
「田村草」の由来は定かではないのだとか・・・
ちなみに、キク科にも「タムラソウ(田村草)」があり、アザミに似た紅紫色の花を咲かせます
写真は、2019年8月、神代植物公園の植物多様性センターで撮ったもの
i.s