「毎月開催」を目標に行っている「園芸懇話会」
今月は頑張って2回開催することとなりました。
しかも11日(金)、12日(土)と2日連続で。
園芸のトップシーズンと言えば「春」ですが、
いやいや、初冬を迎えるこの季節も結構忙しいものです。
先に11月12日(土)よりご紹介させていただきます。
11月12日(土)は毎年恒例となりました、
「新宿御苑菊花壇展」を観賞する会「観菊会」を開催いたしました。
講師・ご案内役は毎回おなじみの小笠原左衛門尉亮軒先生です。
今回はサブタイトルに「菊を語る」と付けました。
今回は鑑賞する前に教室でお勉強しました
先生には、収集・研究されている膨大な古書や文献より
大名たちが菊花壇を楽しむ様子を描いた「浮世絵」や、
菊に順位をつけて楽しんだ「番付表」などを
パワーポイントでご紹介しながら、
江戸時代より続く菊文化を大いに語って頂きました。
「パワーポイント」の事を先生はいつも
「電子紙芝居」とおっしゃいます。
なるほど、たしかに
どこまでも粋なお方です。
■解説はイヤホンガイドで聞きながら
先生にはイヤホンガイドの送信機を装着頂き、
マイク越しに解説頂いています。
参加者は少しはなれた場所にいても、
受信機で解説を聞くことが出来ます。快適
「新宿御苑菊花壇展」は「大名庭園の菊花壇」を
忠実に再現しています。
左側に写っている上家(うわや)の建て方、紐の結い方、
油紙(天井)の貼り方…すべてが伝統技法に基づき
作られています。まさに世界に誇る日本の園芸文化。
NTTドコモ(右側のタワー)が次々と新作を発表しても、
この伝統は受け継いでいきたいものです。
私も幾度と「新宿御苑菊花壇展」を観ていますが、
観るたびに感激します。
・・・と同時に、園芸文化協会事務局に身を置く人間として、
反省、決意・・・色んな気持ちが入り混じります。
今回も色々反省し、新たな決意もしました。
菊花壇展の会期にあわせ、
11月の「新宿御苑花市場」も開催しました。
「新宿御苑菊花壇展」は11月15日(火)までとなっております