響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~ | 縁側でスイカ

縁側でスイカ

舞台、コンサート、映画、展示の感想など。

 さて、またまた観に行ってきた。おそらく同じ映画を4回観るのは生まれて初めてのことだと思う。ただ、地元での上映は今日で終わりなので、5回目を観ることは無いだろうが、非常に満足だ。
 ちなみに、特典のコースターは「なかよし川→久美子&あすか→久美子&麗奈」だった。

 4回目ともなるとブログとして書き残しておきたい内容も少ないが、本作品の魅力の一つに「モブキャラ」があると思う。厳密には、サブメンバーも含めた全部員に氏名や性格が設定されており「モブ(群衆、群れ)」とは呼べず、それがいろいろな背景を想像させ、キャラクターたちへの愛着になり、リアリティにもつながっていると思う。実際、今回の映画では久美子&あすか以外は(麗奈でさえ)ほとんどストーリーには絡まないがテレビにはたくさん描かれていて背景を知ることができる。また、セリフの無い人物たちも、演奏シーンで楽譜に貼られた写真や卒業式のシーンなどで、「いろいろあったんだろうな」と想像する余地がある。この緻密さがたまらないのだ。
 久美子たちが2年生になると原作では40人以上の新入生が北宇治高校吹奏楽部の門をたたくことになる。アニメは、そもそも原作より少し部員数が少なめに設定されているが、それでも卒業していった3年生よりも多くなるだろうから、原作には登場しない多くの部員に名前やデザインや性格が設定されることになるだろう。あの原作をどうアニメ化するか、もちろん楽しみだが、その未だ見ぬキャラクターたちが今から楽しみでならない。